お風呂に「アロマオイル」を直接入れない方がよい理由。アロマバスを始める前に要チェック!

当サイトでは一部の商品紹介にアフィリエイトプログラムを利用しています。
お風呂に入るこども

1日の疲れを癒してくれるお風呂・・

アロマオイル(=精油)を加えれば、バスルームいっぱいに心地よい香りが広がって最高の癒しタイムになりますよね。

でも、ちょっと待ってください。

お風呂にアロマオイルだけを入れたりしていませんか?

実は、アロマオイルをそのままお風呂に入れるのは危険なんです。

今回はその理由をお話ししていきますね。

この記事を書いた人

小田 ゆき

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト

アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。セミナー講師、コラム監修、メディア出演などで幅広く活動中。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。プライベートでは1児の母。詳細プロフィールはこちら

目次

アロマオイルを直接お風呂に入れない方がよい理由とは?

そもそもなぜ、アロマオイル(精油)を直接お風呂に入れると危険なのでしょうか?

その理由は、アロマオイルはお湯に混ざらないからです。

アロマオイルは、“オイル”という文字が付く通り「油溶性(脂溶性)」のため、水には溶けない・溶けにくいという性質があります。

そのため、お風呂にアロマオイルを垂らすと、アロマオイルはお湯に混ざることなく表面に浮いた状態になり、そのまま入浴してしまえば、アロマオイルの原液が肌についてしまうことになります。

アロマオイル 水に溶けない
アロマオイル(オレンジ色)は水に混ざらず、表面に浮いてしまいます。

アロマオイルは天然成分といえども、植物の芳香成分が高濃度に凝縮されているため、

原液が肌につくと

  • 肌が赤くなる
  • かゆくなる
  • ピリピリ、チクチクする

といった肌トラブルが起こる恐れがあります。

特に気をつけたいのは、柑橘系や針葉樹、スパイス系、レモングラス、ペパーミントなどのアロマオイル(精油)です。
これらには皮膚を刺激する成分が含まれているので注意が必要です。

とくに注意が必要なアロマオイル
  • 柑橘系(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど)
  • 針葉樹の精油(サイプレス、ジュニパー、ヒノキ、スギなど)
  • スパイス系(シナモン、クローブなど)
  • レモングラス、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス など

「では、アロマバスはやめたほうが良いの?」「アロマバスは危険なの?」と不安に思われる人もいるかもしれませんが、安心してください^^

アロマオイルと一緒に“あるもの”を加えるだけで、アロマバスを安全に楽しむことができます

アロマバスで肌トラブルを防ぐ方法

その1
「植物油(キャリアオイル)」をプラスする

アロマオイルを、5ml(小さじ1)程度の植物油で薄めてからお湯に入れる方法です。

お湯には混ざりませんが、植物油でアロマオイルを低濃度に希釈することで、肌への刺激を軽減することができます

さらに、植物油の保湿効果や美肌効果も加わって、お肌もしっとりしますよ。

初心者の方でも使いやすいのは、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルで、無印良品やアロマ専門店で購入できます。

その2
「乳化剤」をプラスする

最も安全なのは「乳化剤」をプラスする方法です。

乳化剤には水と油のように本来混じり合わないものを均一に混合する働きがあり、乳化剤を使うことでアロマオイルをお湯に溶かす(分散させる)ことができるのです。

お肌への刺激が和らぐため、敏感肌の人には特におすすめです。

Amazonや楽天などのネット通販でアロマバス専用の乳化剤を購入することができますので、ぜひチェックしてみてください。

小田ゆき

わたしがよく使っているのは、KENSO(ケンソー)のバスオイル。肌に優しい安全な乳化剤で、アロマバスのほかに手作り化粧水、バスボムなどクラフトの乳化剤としても使えます♪

小田ゆき

アロマ専門メーカー・フレーバーライフさんのバスオイルもポンプ式で使いやすいです。

天然塩+アロマオイルだけは注意

アロマの書籍などでは、天然塩にアロマオイル(精油)を混ぜて入浴剤として楽しむアイデアも多数紹介されていますが、残念ながら天然塩には乳化剤の役割はなく、アロマオイルをお湯に分散させることはできないので注意してください。

とくに肌の弱い人や、皮膚への刺激性の強いアロマオイルを使う場合は、天然塩だけでは不十分ですので、必ずアロマオイルを植物油や専用のバスベース(乳化剤)に薄めてから使うようにしましょう。

小田ゆき

敏感肌の私は、塩だけの場合は肌がポツポツ赤くなってピリピリしてしまうので、必ずホホバオイルか乳化剤を一緒に使うようにしています^^

お風呂に使うアロマオイルの滴数は?

お風呂でのアロマオイル(精油)の使用量は、どれくらいが適量なのでしょうか?

使用するアロマオイルの種類や個々の健康状態、肌質などにもよりますが、

  • 全身浴、半身浴:1〜5滴
  • 部分浴(手浴、足浴):1〜3滴

が目安とされています。

アロマオイルを植物油や乳化剤で薄めてからお風呂の湯に入れ、よくかき混ぜてから入浴しましょう。

香りが強すぎても心地よくないので、はじめは少量から試し、徐々に増やしていってみてください。

また、敏感肌の人や高齢者はアロマオイルの量を少なめに、様子をみながら加減してくださいね。

これらのアロマオイルは使用量を少なめに
  • 柑橘系(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ベルガモットなど)
  • 針葉樹の精油(サイプレス、ジュニパー、ヒノキ、スギなど)
  • スパイス系(シナモン、クローブなど)
  • レモングラス、ペパーミント、ユーカリ・グロブルス など

その他、アロマバスで気をつけたいこと

その他、アロマバスを安全に楽しむ上で注意したいことを挙げておきます。

品質の確かなアロマオイルを

アロマオイルといってもその品質はさまざまです。100円ショップなどで販売されているアロマオイルの多くは合成香料のため、アロマバスには使えません。アロマバスには100%天然&純粋な「精油(英語でエッセンシャルオイル)」を使うようにしてください。また、成分が酸化・劣化した精油は肌トラブルの原因になりますので、アロマバスなど肌に触れる用途には使わないでください。

子どもへの注意

原則として2歳までの小さな子ども・赤ちゃんにはアロマバスは控えるようにしましょう。
そして、3歳以上の子どもの場合も、滴数を少なめに、状態を確認しながら慎重に使うように心がけてください。

肌トラブルが起きたら

個々の体質や健康状態、そのときの体調などによって、アロマオイル(精油)が肌に合わない場合もあります。
肌に何らかの刺激を感じたら、すぐにお風呂からあがりましょう。赤みやチクチク感じる箇所があれば、植物油を含ませたコットンや綿棒で拭き取り、石鹸を使ってよく洗い流してください。

癒しのアロマバスを安全に楽しもう♪

さて、今回はアロマバスの注意点・安全な楽しみ方をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

「そういえば、アロマバスの後にお肌がピリピリすることがあったような…」という人もいらっしゃるのでは。

ホホバオイルであれば無印良品などの身近なお店で手に入りますので、ぜひ明日から正しい方法でアロマバスを楽しんでみてくださいね。

小田ゆき

お風呂は狭い空間&湯気で香りも立ちやすいので、アロマテラピー効果も高まります。お気に入りの香りで贅沢なバスタイムを楽しみましょう♪

小田ゆきのレッスン&イベント情報

YouTubeチャンネルメンバーシップ『小田ゆきの癒しのアトリエ』NEW!

月2回のライブ配信を中心に、通常の動画では触れられないアロマのより深い知識やセルフケアの方法をお届け。

  • メディカルアロマテラピーに興味がある
  • 忙しい日常の中で、自分のための時間をもちたい
  • 小田ゆきの生き方や考え方、アロマ活動が気になる

このような方に喜んでいただける特別なライブセッション&特典を、毎月1,790円でお楽しみいただけます。詳しくは「小田ゆきのYouTubeメンバーシップ」で、今すぐチェック✨

習い事アプリ『miroom

ビギナーさん向け、暮らしに役立つアロマ入門講座(録画配信)を好評開講中♪

  • いつもの◯◯にプラスするだけの活用法
  • 森のリードディフューザーづくり
  • 肌も心も整う、保湿アロマバームづくり

などなど、知っておきたいアロマの基本から、日常生活に役立つ活用レシピを全6回で学べるレッスンです。
ほか、著名な先生による1,500以上の講座が月々1,980円〜受講し放題! 詳細は「miroom(ミルーム)」にてチェック♪

その他、最新のレッスン情報はInstagram(@aroma_lifestyle)などでお知らせします🌼

こちらの記事もおすすめです

SHARE

YouTubeでお役立ち動画を公開中♪

日常生活で手軽に楽しめるアロマやハーブの知識、クラフトレシピなどを動画でわかりやすくご紹介しています。

ぜひチャンネル登録お願いします!

この記事を書いた人

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト。アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。メディア出演も多数。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。

目次