ベルガモットの香りで免疫力がアップする可能性【AEAJプレスセミナーに行ってきました】

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

1月30日に、AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)のプレスセミナーに参加してきました。

テーマは「Protect yourself with aroma ~アロマと免疫力~」。

とても興味深い内容だったので、さっそくみなさんにもシェアしますね。

アロマで免疫力がアップする?科学的研究で明らかに

ベルガモット精油の香りを嗅ぐことで、免疫力がアップするーー。

そんな香りがもたらす効果を実験で明らかにしたのが、国立スポーツ科学センターの研究員・枝伸彦さんです。

枝さんはアスリートの免疫力などを研究しているスポーツ医学の専門家で、アスリートのコンディショニングにも活かせるのではと、アロマに着目。

そこで今回は枝さんが行った最新研究をもとに、アロマと免疫力の関係について詳しくお話を伺いました。

そもそも風邪やインフルエンザに有効な「免疫」って?

国立スポーツ科学センター 研究員・枝 伸彦さん

まずはじめに、風邪などの病気を防ぐために重要なポイントが「免疫力」。

私たちの身体にはウイルスや細菌などの外敵から身を守るために、さまざまな免疫システムが備わっていますが、なかでも、風邪やインフルエンザに有効なのが、唾液中に存在する「SIgA」という免疫抗体だそう。

◎SIgAとは?
分泌型免疫グロブリンA(secretory immunoglobulin A)といって、からだを細菌やウイルスなどから守る、抗体の一種。口腔内粘膜のほか、唾液、母乳、涙、鼻水などの体液に多く存在し、からだの局所で感染症を防いでいます。

そもそも風邪などの病原体は主に口や鼻から入ってくるもの。したがって、この唾液中のSIgAが”最初の感染防御の壁“として、非常に重要な役割を担っているそうです。

小田ゆき
つまり、唾液中のSIgAが多い人ほど、感染症にかかりにくいと言えるそうです。

ちなみに、このSIgAが通常値から30%ほど低下すると風邪をひくことがわかっていて、オリンピックなどでも選手のコンディショニングにSIgAチェックが活用されているそうです。

免疫抗体「SIgA」は減少しやすい!?

ところが、唾液中の「SIgA」は減少しやすいという性質が。とくに疲れや精神的ストレスが重なると、すぐに減ってしまうそうです。

そこで枝さんは、アロマテラピーによるリラクセーション効果に着目し、次のような実験を実施。

アロマが唾液中のSIgAや心理状態にどのような影響を及ぼすのかを調査しました。

【対象者】
健康な成人男性16名

【精油】
3種類<ベルガモット、ラベンダー、レモン>

【芳香方法】
・アロマディフューザーを使用し、精油を微粒子にして30分間拡散
・ディフューザーの設定によって「強」(20秒稼働し40秒休止する)と「弱」(10秒稼働し50秒休止する)の2パターンに分けて検討を実施

※対象者全員、何の香りが香っているかはわからないという状況で実施

【評価項目】
唾液中のSIgA、ストレスホルモン(コルチゾール)、心理状態等

実験の結果…「ベルガモット」の香りでSIgAがアップ

紅茶のアールグレイの香り付けに使われるベルガモット。こちらは珍しい日本産。

実験の結果、ベルガモット精油「弱」でのみ、吸入30分後に唾液SIgAの分泌速度が有意に増加。さらに、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の濃度が低下することが明らかになったとのこと。

つまり、ベルガモット精油を30分間嗅ぐことで、免疫力が向上し、ストレス状態が軽減された、という結果が得られたそうです。

ちなみに、同じベルガモット精油でも噴霧濃度が「強」の場合は、統計的には変化が見られなかったそうです。

小田ゆき
同じ香りでも、香らせる濃度で差が出るっていうのが嗅覚の不思議で面白いところ。やっぱり、アロマの癒し効果を得るためには、自分が心地よいと感じる適度な濃度がポイントになりますね。

なぜアロマでSIgAが増加するのか?

なぜアロマで唾液中のSIgAがアップするのかというと、まずひとつは「リラクセーション効果」によるもの。リラックスすると免疫が上がるというメカニズムです。

そしてもうひとつは、脳に直接作用しているのではないかというお話が。

ただ、今回は脳の働きを測っていないことから、あくまで推察にはなるそうですが、香りの情報が、嗅覚から大脳辺縁系に伝わり、さらに視床下部、自律神経、免疫系、この辺りに影響した可能性が考えられるようです。

香りの作用については、香りの好みや香りの強弱などによって差があることが確認されていますが、「今後、個人にあったオーダーメイドのアロマコンディショニングが実現できるんじゃないかと期待している」と、最後に枝さんが締めくくられたのが印象的でした。

ベルガモットの香りは美容面でも嬉しいパワーが

AEAJ理事長・熊谷千津さん

そのほか、AEAJが行った実験では、ベルガモット精油の香りを睡眠中に嗅ぐことで、寝不足時の「集中力低下」や「肌のハリ低下」を防ぐ可能性があることも確認されたとのこと。

仕事や育児に追われて自分のことが後回しになりがちな私にとっては、これはすごく気になる内容でした!笑

免疫力を高める生活習慣として、アロマを上手に取り入れよう

やはり、アロマはリラックスと言われるように、手軽にリラクセーション効果を得られるのが大きな魅力のひとつ。

とくにベルガモット精油は「好きな香り」の上位にランクインしていて、男女問わず人気のアロマです。

ベルガモット精油は、女性が好きな香り3位、男性が好きな香りでは1位にランクイン(AEAJ調べ)

リラックスのためにはもちろん、美容やヘルスケアの観点からも、ベルガモットの精油をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

ちなみに最近私は、夜寝るときにアロマストーンにベルガモット精油を2,3滴垂らしたものを枕元に置いています。ほのかな香りに包まれて気持ちよく眠りにつけて、翌朝もすっきり起きられる感じがします。ぜひ試してみてくださいね^^

今回お話を伺った、国立スポーツ科学センター研究員・枝 伸彦さん(右)、AEAJ理事長・熊谷千津さん(左)。貴重なお話をありがとうございました。




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