リードディフューザーの作り方・基本のレシピ

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

置いておくだけで香りを楽しめるリードディフューザー。最近ではすっかりルームフレグランスの定番的存在ですよね。

実は自分でも簡単に手作りできるって知ってましたか?

そこで今回は、リードディフューザーの基本の作り方香りを長持ちさせるコツおすすめの材料などをご紹介します。

自作にチャレンジしたい!という方はぜひ参考にしてくださいね。

目次

自作に挑戦!リードディフューザー作りに必要なもの

リードディフューザー  作り方 材料

リードディフューザーを作るために必要な材料は、

  1. 無水エタノール
  2. アロマオイル(精油)
  3. ガラス瓶
  4. リードスティック

の4つです。

また、紙コップまたはビーカーを用意しておくと作業がスムーズですよ。

無水エタノール

ディフューザー液のベースになるもの。エタノールには、主に無水エタノールと消毒用エタノールがありますが、リードディフューザー作りでは「無水エタノール」を選びましょう。アルコール度数が非常に高い(99.5%以上)ため、アロマオイルを溶かすのに適しています。薬局やネット通販で購入できます。

※無水エタノールは引火性があるため、火気の近くでの使用・保管は避けてください。

小田ゆき
無水エタノールが入手できない場合は、スピリタスのようなアルコール度数の高いウォッカでも代用できます。
また、手作りリードディフューザー用の専用溶剤も販売されています。(例:ハーバリウムディフューザー用ベースオイル

アロマオイル(精油)

リードディフューザーの香りのもととなる「香料」です。

今回は、アロマテラピーで使われる天然のアロマオイル(精油)を使います。植物からとれる精油なら、心地よい香りが楽しめるだけでなく、リラックスや消臭、虫除けなどさまざまな効能も期待できます。

アロマオイルは1種類あれば作れますが、2、3種類使った方が香りに深みが増して、香りを長持ちさせることもできます。詳しくは動画の後半でご紹介します。

小田ゆき
ビギナーさんは「ブレンドエッセンシャルオイル」を使うのもおすすめ。数種類の天然精油が調合されているので、1本で手軽に奥深い香りが楽しめますよ

そして、天然にこだわらず、濃い香りに仕上げたい場合は、ポプリ用のフレグランスオイル(合成のアロマオイル)や香水を使うというアイデアも。

リードスティック 3〜6本程度

香りを拡散させるためのスティックです。専用のリードスティックを使うほか、竹串や竹ひごでも代用できます

小田ゆき
専用のリードスティックは東急ハンズやフランフランなど雑貨店のほか、Amazonなどのネット通販で購入できます。

ガラス瓶

ディフューザー液を入れる容器です。アロマオイル(精油)やエタノールはプラスチックを溶かしてしまう性質があるため、必ずガラス製のものを選びましょう

100円ショップで手に入る小瓶やドリンクの空き瓶などいろんなものが使えますが、あまり口の広い物だとディフューザー液が蒸発しやすくなります。できるだけ「口が狭いもの」を選ぶのがポイントです。

おすすめのガラスボトルは記事の後半でご紹介します。

好きな香りでDIY!リードディフューザーを作ってみよう

準備するもの(出来上がり量 約50ml分)

<材料>

  • 無水エタノール … 50ml
  • お好みのアロマオイル … 100滴(約5ml)
  • お好みのガラス瓶 … 1つ
  • リードスティック … 3〜6本程度

<用具>

  • 紙コップ or ビーカー
  • はさみ

作り方

[1] ガラス瓶に無水エタノールを入れる。

※無水エタノールは引火性があるため、火気の近くでの使用・保管は避けてください。

リードディフューザー  作り方 DIY
テーブルを汚さないように、受け皿やタオルを敷いておくと安心です。

ボトルの口が狭くて直接エタノールを注ぐことができない場合は、紙コップ(もしくはビーカー)を使いましょう。下の写真のように指で軽く折り曲げて注ぎ口を作るとよいですよ。

リードディフューザー 作り方 DIY

[2] アロマオイル(精油)を加える。

リードディフューザー 作り方 DIY
柑橘系など色のついた精油を使うと、自然な色合いも楽しめます。

無水エタノールとアロマオイルの分量は「10:1」の比率を目安に、お好みで調節してください。

<例>
・無水エタノール50ml、アロマオイル5ml(約100滴)
・無水エタノール30ml、アロマオイル3ml(約60滴)
※アロマオイル1滴は約0.05mlです。

[3] リードスティック(もしくは竹串)を数本差し込む。

リードディフューザー 作り方 DIY
香りの強さは差し込むスティックの本数で調整できます。

市販のリードスティックの代わりに竹串を使う場合は、先端をはさみでカットしておきましょう。見栄えがよくなります。

[4]完成♪ リボンやラベルなどお好みで飾り付けをしても◎

リードディフューザー 作り方

置く場所、使い方のアドバイス

●直射日光のあたらない、安定した場所に置く
リードディフューザーは引火性のあるアロマオイル(精油)やエタノールを使用しているため、キッチンなど火元の近くに置くのはNG。
倒れやすい場所や、子供やペットの手の届く場所は避け、棚の上など直射日光のあたらない安定した場所に置きましょう。

小田ゆき
直射日光のあたる窓際に置いたり、室温が高いとディフューザー液の減りが早くなります。とくに夏場はできるだけ涼しい所に置くのがおすすめです。

●鼻に近い位置か、それ以上の高さに置くとgood
香りは鼻に近いほど感じやすいので、鼻に近い位置か、それ以上の高さに置くと効果的に香りを楽しむことができます。

●香りがしなくなったらスティックをひっくり返す
香りが弱くなったと感じたときは、リードスティックの上下を入れ替えると香りが持続します。

手作りリードディフューザーを長持ちさせるコツ

できるだけ口の狭いガラス瓶を使う

無水エタノールは揮発性が高いので、空気との接触面が多いと蒸発が早くなってしまいます。ガラス瓶はできるだけ口の狭いものを使いましょう。最近ではキャップ付きの専用ボトルも販売されています。

保留剤としてグリセリンをプラス

化粧品の原料などに使われるグリセリン。吸湿性が強く、保留性に優れていることから、ディフューザー液の揮発を抑えて長持ちさせる効果が期待できます。薬局やネット通販で入手できますよ。

グリセリンを加える量は全体量の10%が目安です。例えば50ml作るのであれば、小さじ1杯程度加えましょう。

異なるノートの香りを組み合わせる

香りが弱いと感じる場合は、アロマオイルの配合や組み合わせを見直してみましょう。

アロマオイル(精油)はそれぞれ空気中に揮発する速度(ノート)が違います。異なるノートの精油をバランスよく組み合わせると、香りが長持ちし、徐々に変化していく香りを楽しむことができます。

<例>
オレンジ・スイート(トップ) + ラベンダー(ミドル) + パチュリ(ベース)

<トップノート>
最も揮発が速い香りで、最初の印象を決める。
柑橘系、ティーツリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、レモングラス など

<ミドルノート>
揮発速度が中程度で、ブレンドの中心となる香り。
イランイラン、カモミール、クラリセージ、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー など

<ベースノート>
時間がたつと香り始め、長時間持続。香りを長持ちさせる効果も。
サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ、ベチバー など

香りのノートや組み合わせについて詳しく知りたい方は以下の記事をご参考に。
初心者でも挑戦しやすい簡単なブレンドレシピもご紹介しています。

見た目もおしゃれに♪どんなアイテムで作る?

リードディフューザーはお部屋のインテリアにもなるので、せっかくなら見た目にもこだわりたいもの。ディフューザー作りにおすすめのガラスボトルやリードスティックを集めてみました。

フロストタイプでおしゃれに演出

フロスト加工が施された、おしゃれなガラスボトル。シンプルデザインで幅広いインテリアになじみます。
ディフューザー用ボトルとして使える穴空きのキャップと保管時に使える内蓋が付いているので、手作りプレゼントにもおすすめです。

市販の花瓶を活用するのも◎

リードディフューザーの保存容器として意外と使えるのが、小さめの花瓶です。なかでもスガハラの一輪挿しは、シンプルながらも美しいデザインで、インテリアとしても楽しめます。カラーバリエーションも豊富で、心地よい香りとともに空間に彩りを与えてくれますよ。

そして、下のアイテムのような、口が狭い花瓶も手作りリードディフューザーの容器として使えそうです^^300〜400円とお手頃なのもうれしい♪

華やかさがほしいときにはフラワースティックを

エレガントで華やかなスタイルがお好きな方は、お花(造花)付きのリードスティックもおすすめです。1本添えるだけで、印象がぱっと華やかに。まるで市販品のような、素敵なリードディフューザーにグレードアップします。

市販のディフューザー容器を再利用する方法も

リードディフューザーの作り方

市販のリードディフューザーの空き瓶を再利用するのも、もちろんOK!
きれいに洗浄してから使いましょう。

POINT:洗浄の方法
  1. ディフューザー容器に残っている液体を、新聞紙などに含ませて袋に入れて捨てる。
  2. 容器に無水エタノールを少量入れ、容器を軽く振るようにして洗浄し、汚れたエタノールを新聞紙などに含ませて捨てる。
  3. (2)を2〜3回繰り返す。

お気に入りの香りでリードディフューザーを自作してみよう♪

さて、今回はリードディフューザーを手作りしてみたいという方に向けて、必要な材料、基本のレシピ、作り方のコツなどなど、詳しくご紹介しました。

少ない材料で簡単に作ることができるリードディフューザー。

寝室や玄関、トイレ…などなど、シーンごとにアレンジを楽しみながら、好きな香りのリードディフューザーを手作りしてみてくださいね。

YouTubeでも作り方をご紹介しています!

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この記事を書いた人

アロマとハーブのスペシャリスト。「植物の力で、心とからだを美しくすこやかに」という想いのもと、日々の暮らしに役立つフィトテラピーの知識やアイデアを発信しています。

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