アロマオイルの簡単ブレンド方法、初心者さん向けおすすめレシピ

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

アロマに慣れてきたら挑戦してみたいアロマオイル(精油)のブレンドですが、

何を組み合わせて良いのかわからない…

ブレンドの比率はどれくらいにしたらいいの?

などなど、難しいイメージはありませんか?

小田ゆき

でも、大丈夫。ちょっとのコツさえつかめば、誰でもアロマのブレンドを楽しむことができますよ♪

そこで今回は、「アロマのブレンドに挑戦してみたい!」という初心者さんに向けて、

  • アロマオイルをブレンドするときに知っておきたいポイント
  • アロマオイルのブレンド方法
  • お悩み別おすすめのブレンドレシピ

をご紹介します。ブレンドの基本を押さえて、アロマの楽しみ方の幅を広げていきましょう^^

目次

アロマの楽しさ、用途が広がる「ブレンド」の魅力

アロマブレンドデザイナーとは

アロマのブレンドの魅力。それは、香りの世界が無限に広がること。

たった1種類でも心地よい香りを楽しめるアロマオイル(精油)ですが、数種類を混ぜて使うことで、その魅力はさらにアップします。

例えば、2つ、3つと香りをブレンドすることによって、単品では考えられなかったような新たな香りのハーモニーを生み出すことができたり、効能面でもさらなる相乗効果が期待できたりするんです。

小田ゆき

ブレンドによって、香りに深みを増したり、香りの持続性を高めたり。苦手な香りの精油が使いやすくなったりすることも。

そして、自分でブレンドすることによって自分好みの香りに調整できたり、その日の気分や目的に合わせて香りをクリエイションできるので、アロマテラピーをさらに効果的に取り入れることができるというメリットも。

そこで知っておきたいのが、香りの特性です。ちょっとしたポイントを押さえて、理想のアロマブレンドを楽しみましょう。

アロマオイルのブレンドのコツ

アロマオイルのブレンドには「こうしなければならない」といった絶対的なルールはなく、混ぜてはいけないものもありません。

しかし、香りの特徴やバランスを考えてブレンドすることで、より質の高い香りに仕上げることができます

ここではアロマオイルのブレンドを楽しむときに、知っておきたいポイントを解説していきます。

香りの強弱を考慮する

1つめのポイントは「香りの強弱」です。

アロマオイル(精油)の香りには、ごく少量でも強く香るものから、ほのかに香るものまで、それぞれ香りの強弱があります

例えばペパーミントやレモングラスなど、香りの強いものは少量を加えるだけでも存在感が大きく、場合によっては他の香りをかき消してしまうことも。

したがって、香りの強いものは少なめに、また、反対に、香りの弱いもの(感じにくいもの)は多めにブレンドすることで、バランスの良い香りに仕上げることができます

<香りが強いアロマオイル(精油)>

  • イランイラン
  • カモミール
  • ジャスミン
  • ゼラニウム
  • プチグレン
  • ペパーミント
  • レモングラス
  • ローズ など

<香りが弱いアロマオイル(精油)>

  • 柑橘系(レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ベルガモットなど)
  • サンダルウッド
  • シダーウッド など

異なるノート(揮発性)の香りを組み合わせる

2つめのポイントは「香りのノート」です。

アロマオイルはそれぞれ空気中に蒸発する時間(ノート)が違い、異なるノートのオイルをブレンドすると、香りが長続きするうえ、香りの変化も楽しむことができます

とくに香水やリードディフューザーなど、フレグランス作りの際に意識したいポイントです。

<トップノート>
最も揮発が速い香りで、最初の印象を決める。
柑橘系、ティーツリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、レモングラス など

<ミドルノート>
揮発速度が中程度で、ブレンドの中心となる香り。
イランイラン、カモミール、クラリセージ、ゼラニウム、ジャスミン、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー など

<ベースノート>
時間がたつと香り始め、長時間持続。香りを長持ちさせる効果も。
サンダルウッド、シダーウッド、パチュリ、ベチバー など

香りのノートを意識したおすすめブレンド比率

揮発スピードの最も速いトップを一番多めに、トップ>ミドル>ベースの順の割合にすると、バランスの取れた香りになります。
初心者さんにおすすめの比率は「トップ:ミドル:ベース=3:2:1」です。まずはこの比率を意識しながらアロマブレンドにチャレンジし、慣れてきたら独自にアレンジしてみてください。

ブレンドTIPS:異なるノートを組み合わせる

<例> 合計で6滴ブレンド
T:オレンジ・スイート3滴 + M:ラベンダー 2滴+ B:パチュリ1滴

香りのタイプを知ろう

そして3つめ。ブレンドする際に覚えておくと役立つのが「香りのタイプ」です。

天然のアロマオイル(精油)は原料となる植物の種類や香りの特徴などによって、7つのグループに大別することができます。

同じグループの香りや、下の図で隣り合っているグループのものは相性がよい傾向があります。

そのため、初心者さんがトライするなら、まずは同じグループや隣り合うグループに属するアロマオイルを組み合わせてみるのが◎ 香りが馴染みやすいため、失敗がありません。

香りのグループ

ブレンドTIPS:同じ香りのタイプをブレンドしてみる

<例>
フローラル系:ラベンダー + フローラル系:ゼラニウム

さらに、複数のタイプを組み合わせることで、香りに深みが増し、オリジナリティのある香りを作ることができます。
組み合わせに迷ったら、まずは隣り合うグループの香りを選ぶのがおすすめです。

ブレンドTIPS:複数の香りのタイプを組み合わせてみる

<例>
フローラル系:ラベンダー + 柑橘系: ベルガモット

アロマオイル(精油)をブレンドする方法

ブレンドのコツをつかんだら、次はいよいよアロマオイル(精油)をブレンドする方法をマスターしましょう。

1. ブレンドのテーマを決める

まずは、ブレンドのテーマを考えます。

  • ぐっすり眠りたい
  • 肩こりを解消したい


など、どのような目的でアロマを取り入れたいのかを具体的にイメージすることで、アロマオイルを選びやすくなります

  • いつ、どこで?(朝、夜、家で、仕事中に…など)
  • 気になる症状、気分は?(肩こり、ストレス、リフレッシュ…など)

2. メインのアロマオイル(精油)を選ぶ

テーマが決まったら、その目的を満たす効能や特性を持つメインのアロマオイルを1本選びます。

自分の好きな香りや心地よいと感じる香りを選ぶのがおすすめです。

3. サブのアロマオイル(精油)を選ぶ

次に、サブのアロマオイルを決めます。

香りのグループを意識しながら、メインのアロマオイルに馴染みやすい香り、相性の良い香りのほか、効能面で共通した働きをもつものや、あるいは求める効能を補うようなサポート役を1〜2種類選んでみましょう。

4. 配合比率、滴数を決めブレンドする

ブレンドに使用するアロマオイルが決まったら、最後にメイン、サブのそれぞれの滴数を決めて、基材などにアロマオイルをブレンドします。

好きな香りはやや多めに入れてもOKです。香りの強弱やノートを意識して、比率を決めてみましょう。

TIPS:ブレンド前に香りを試したいときには

ブレンドしたいアロマオイルの瓶のふたをはずし、一緒に持って鼻から少し離したところで軽く揺らして香りを嗅いでみましょう。もちろん試香紙を使ってもOKです。

初心者の方におすすめの簡単ブレンドレシピ

ここではアロマブレンド初心者さんでも挑戦しやすい、簡単なブレンドレシピをご紹介します。
ブレンドに迷った際に参考にしてみてください。

芳香浴に

リラックスしたいとき
ラベンダー2滴 + オレンジ・スイート1〜2滴

リフレッシュしたいとき
ユーカリ1滴 + グレープフルーツ2滴

ストレス解消したいとき
ベルガモット2滴 + ラベンダー2滴 + イランイラン1滴

試験勉強や会議前など集中力をアップしたいとき
ローズマリー1滴 + レモン3滴

風邪の時期の空気清浄に
ラベンダー1滴 + ティーツリー1滴 + レモン2滴

蒸し暑いときに
ペパーミント1滴 + ライム2〜3滴

アロマバスに

ぐっすり眠りたいとき
イランイラン1滴 + ゼラニウム1滴 + ラベンダー2滴

運動後の疲労回復に
ローズマリー・シネオール1滴 + ジンジャー1滴 + ラベンダー2滴

冷えが気になるときに
ひのき2滴 + ラベンダー2滴

※お風呂にアロマオイル(精油)を入れるときは、ホホバオイルや乳化剤などで必ず希釈してください。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

アロマオイル(精油)のブレンディングはアロマテラピーの魅力のひとつ。数種類を組み合わせることで、香りの幅がグンと広がり、自分だけのオリジナルの香りを楽しむことができます。

効能面での相乗効果も期待できますので、まずはお気に入りの香りを選んで、一番心地よいと感じる自分にぴったりなブレンドを見つけてみましょう!

小田ゆき

初心者の方はまずは2〜3種類のブレンドから始めてみましょう。好きな香りを組み合わせるだけでもブレンドの第一歩です♪

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この記事を書いた人

アロマとハーブのスペシャリスト。「植物の力で、心とからだを美しくすこやかに」という想いのもと、日々の暮らしに役立つフィトテラピーの知識やアイデアを発信しています。

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