1日の疲れを癒してくれるお風呂・・
アロマオイル(精油)を加えれば、バスルームいっぱいに心地よい香りが広がって最高の癒しタイムになりますよね。
でも、ちょっと待ってください。
お風呂にアロマオイルだけを入れたりしていませんか?
実は、アロマオイルをそのままお風呂に入れるのはちょっと危険なんです。
今回はその理由をお話ししていきますね。
アロマオイルを直接お湯に入れない方がよい理由
一番の理由は、アロマオイルはお湯に混ざらないから。
アロマオイルは、水には溶けない・溶けにくいという性質があります。
そのため、お風呂にアロマオイルをたらすと、アロマオイルはお湯に混ざることなく表面に浮いた状態になり、そのまま入浴してしまえば、お肌にアロマオイルの原液がついてしまうことになります。

アロマオイル(オレンジ色)は水に混ざらず、表面に浮いてしまいます。
アロマオイルは天然といえども非常に高濃度なので、
原液が肌につくと
- 肌が赤くなる
- かゆくなる
- ピリピリ、チクチクする
といった肌トラブルが起こる可能性があります。
特に気をつけたいのは柑橘系やスパイス系のアロマオイルです。
これらには皮膚を刺激する成分が含まれているので、注意が必要です。
「じゃあアロマバスはやめたほうが良いの?危険?」と不安に思われる人もいるかもしれませんが、ご安心を。
アロマオイルと一緒に“あるもの”を加えるだけで、アロマバスを安全に楽しむことができます。
アロマバスで肌トラブルを防ぐ方法
その1
「キャリアオイル(植物油)」をプラスする
アロマオイルを、5〜10ml程度(小さじ1程度)のキャリアオイルで薄めてからお湯に入れる方法です。
キャリアオイルの保湿効果や美肌効果も加わり、お肌もしっとりします。
初心者の方でも使いやすいのは、ホホバオイルやスイートアーモンドオイルで、無印良品やアロマ専門店で購入できます。
その2
「乳化剤」をプラスする
最も安心な方法です。
乳化剤には水と油のように本来混じり合わないものを均一に混合する働きがあり、これを使うことでアロマオイルをお湯に完全に溶かすことができます。
お肌への刺激が和らぐため、敏感肌の人には特におすすめです。
ネット通販で、アロマバス専用の乳化剤が売られていますのでチェックしてみてください。
おすすめなのは、KENSO(ケンソー)のバスオイルです。
安全性が高い天然由来成分でお肌にやさしく、使用感もよいのが特徴です。
天然塩+アロマオイルだけは注意
この2つのほかに、天然塩を使う方法もありますが、お肌の弱い人は天然塩だけでは不十分ですので、必ずアロマオイルをキャリアオイルやバスオイル(専用乳化剤)に薄めてから使うようにしましょう。

お風呂に入れるアロマオイルの滴数
お風呂に入れるアロマオイル(精油)の量は、1回につき2〜5滴が目安です。
キャリアオイルや乳化剤で薄めてお湯に入れ、よくかき混ぜてから入ります。
香りが強すぎても心地よくないので、まずは1、2滴から試し、少しずつ増やしていってみてください。
また、敏感肌の人はアロマオイルの量を少なめに、様子をみながら加減してくださいね。
- 柑橘系(オレンジスイート、ベルガモット、グレープフルーツ、レモンなど)
- スパイス系(クローブ、シナモンリーフなど)
- ペパーミント、レモングラス、サイプレス、ジュニパー
お風呂におすすめのアロマオイル
お風呂にはどんなアロマオイルがおすすめ?という方は以下の記事を参考にしてください。
アロマバスで気をつけたいこと
- フレグランスオイルやポプリオイルなど合成香料が使われているアロマオイルはアロマバスには使えません。
- お肌に何らかの刺激を感じたら、すぐに洗い流しましょう。
- お肌のデリケートな3歳未満の小さなお子様にはアロマバスは避けてください。
- 3歳以上のお子様の場合も、滴数を少なめに、状態を確認しながら行うようにしましょう。
おわりに
いかがでしたか?
そういえばアロマバスの後にお肌がピリピリすることがあったような…という人もいらっしゃるのでは。
ホホバオイルであれば無印など身近なお店で手に入るので、ぜひ明日からでも取り入れてみてくださいね。
