古くなったアロマオイル(精油)や、要らなくなったアロマオイル(精油)。処分に困ったことはありませんか?今回は、使わなくなったアロマオイルの安全な捨て方をはじめ、捨てるのはもったいないというときに手軽に試せる活用アイデアをご紹介します!
自宅に眠っているアロマオイルをどうにかしたい…とお悩みの方はぜひ最後までご覧ください😊
小田 ゆき
アロマとメディカルハーブのスペシャリスト
アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。セミナー講師、コラム監修、メディア出演などで幅広く活動中。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。プライベートでは1児の母。詳細プロフィールはこちら
そもそもアロマオイル(精油)の使用期限って?
まずはじめに、アロマオイル(精油)にも使用期限があるのはご存知でしたか?
使用期限は一般的に、
- 柑橘系のアロマオイルは開封後半年
- それ以外のアロマオイルは開封後1年
- 未開封のものは瓶に明記されている品質保持期限(製造後3〜5年程度)
が目安とされています。
サンダルウッドやパチュリなど、年月を重ねるほど香りの質が良くなっていくものもありますが、多くのアロマオイルは、空気や光、熱によって成分が変化し、少しずつ劣化していきます。
劣化したアロマオイルは香りの質や作用が落ちるだけでなく、アロマバスやマッサージなどで肌に用いると皮膚が荒れる原因にもなり、身体によくありません。
使用期限を過ぎて、香りに違和感があるものは、残念ですが思い切って処分しましょう。
使用期限が過ぎていても香りに違和感がなければ、ルームフレグランスなどに活用することができます。詳しい活用法は記事の後半でご紹介します。
アロマオイル(精油)の安全な捨て方・処分方法とは?
アロマオイル(精油)は天然のものだからと言って絶対に安全とは限らず、捨て方にも少し注意が必要です。
まず知っておきたいのが、アロマオイルは引火性の液体であるということ。食用油と同じように、高温の状態で火を近づけると引火する場合があります。そのため、キッチンなど火気のそばで作業をしたり、火の気の近くに保管したりするのはNGです。
そして、大量のアロマオイルを排水溝に直接流すのも避けましょう。アロマオイルは水に溶けにくい性質を持ち、水質汚染や排水溝の詰まりの原因になるためです。
それでは、もう使えないと判断したアロマオイルの捨て方をご紹介していきます。
用意するもの
- 牛乳パック
- 新聞紙もしくはキッチンペーパー
- 粘着テープ
《あると便利なもの》
- ゴム手袋(アロマオイル原液が肌に触れるのを防ぐため)
- マスク(香りに敏感な人は捨てる際のにおいで気分が悪くなることもあるので)
ドロッパーの外し方
アロマオイルの瓶にはドロッパーという専用の中栓がついているものがほとんど。そのままでは1滴ずつしか出てこず、中身を捨てるのが大変です。まずはドロッパーを外しましょう。
瓶の蓋をドロッパーの縁に斜めに引っかけ、そのまま右手をゆっくり右回しにひねるようにすると、簡単に取り外せます。
ボトルの種類によっては、蓋がドロッパーに引っかからないこともあります。その場合は、瓶と中栓の間にマイナスドライバーなどを差し込んで上にグイッと持ち上げ、ティッシュなどを使って外しましょう。マイナスドライバーがなければ、ホッチキスに付いているリムーバーを使うのもおすすめです。
また、アロマオイルがたっぷり残っている場合は、中身がこぼれてしまうこともあるので、瓶を手でしっかり支えた状態で行ってくださいね。
アロマオイルの中身の捨て方
- 牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパーなどを詰め、アロマオイルをしみ込ませます。※引火の危険性を抑えるため、水も一緒にしみ込ませると安心です。
- 牛乳パックの口を粘着テープでしっかり密封し、燃えるゴミとして捨てます。
においが充満するので、作業はベランダや庭など火の気のない屋外で行うのがおすすめです。また、周囲の迷惑にならないように配慮しましょう。
アロマオイルの瓶や蓋の捨て方
使い終わったアロマオイルの瓶や蓋、ドロッパーなどは、各自治体のゴミの出し方に従って処分しましょう。瓶は不燃ゴミの扱いになる自治体が多いと思いますが、それぞれの自治体でルールが異なるので、必ずお住いの地域のゴミの分別方法を確認してくださいね。
また、アロマオイルの瓶のにおいやオイル汚れが気になる場合は、少量の無水エタノールを注いで洗うと多少綺麗になります。
アロマオイルは香り成分が濃縮されているため、牛乳パックからにおいが多少漏れることも…。ゴミ収集日の直前、前日の夜や当日の朝に作業をするのがおすすめです^^
捨てるのはもったいない…古くなったアロマオイル(精油)の活用法
古くなったアロマオイルは成分が変化していて、アロマバスやアロママッサージなど肌に使う目的では利用できませんが、香りを嗅いで不快感がなければルームフレグランスや消臭剤、お掃除などに活用することができます。
天然のアロマオイルは植物からわずかしか採れない貴重なもの。できるだけ工夫して上手に使い切りましょう。
詳しい活用法は以下記事で紹介していますので、捨てるのはもったいない…とお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
貴重な植物の恵みである天然のアロマオイルは大切に使いたいもの。使用期限が過ぎておらず、香りの質にも違和感がなければ、アロマ好きなご友人に譲ったり、フリマアプリやオークションで早めに売るというのも一案ですよ。
おわりに
さて、今回はアロマオイル(精油)の捨て方について解説しましたが、参考になりましたでしょうか?
古くなったアロマオイルの捨て方にお困りの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
アロマオイルの捨て方で注意したいのは「引火性」です。思わぬ事故を避けるために、火気に十分注意を払って丁寧に処分しましょう。
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