夏休みに親子で作ろう!カラフルしゅわしゅわ入浴剤

手作りバスボム

こんにちは、高校で化学を教えている、アロマセラピストの森永香織です。

いよいよ夏休みが始まりますが、小学生のお子さんをお持ちのご家庭では、「自由研究は何をしよう?」と頭を悩ませているかもしれません。

今回は、身近な材料で簡単にできる、カラフルでしゅわしゅわと泡が出る発泡入浴剤のつくり方や自由研究のまとめ方ポイントをご紹介します。

簡単に作ることができて、健康づくりにもとても役立ちます!ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。

市販の発泡入浴剤には何が入っているのだろう?

ご家庭でふだん使っている発泡入浴剤があれば、箱や袋の裏面を見て、含まれている成分を書き出してみるといいのではないでしょうか。

例えば、花王の『バブ』には以下のような化学物質が入っています。(ホームページより)

炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム(無水)、フマル酸、PEG6000、ブドウ糖、グリシン、酸化マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、デキストリン、ケイ酸Ca、香料、色素

このように難しい物質の名前などがたくさん出てくると思いますが、ひとつひとつ調べるのはとても大変です。しかし、手のひらサイズの入浴剤にもいろいろな物質が入っていることに気づくことも大切なことだと思います。

発泡入浴剤で炭酸ガス(二酸化炭素)が発生するのは、炭酸水素ナトリウムとフマル酸がお湯の中で反応することが原因です。つまりこの2つの物質さえあれば、簡単な入浴剤は作ることができるのです。

自由研究のポイント《1》
 ・市販の発泡入浴剤に入っている成分を、まとめてみよう!
 ・何種類かの発泡入浴剤を調べてみて、共通に含まれる物質を調べてみよう!

材料を準備して、作ってみよう!

準備するもの(作りやすい分量、4個分)

<発泡入浴剤>
・重曹 …1カップ(200mL)
重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、弱アルカリ性の物質です。純度の高いものはベーキングパウダー、ふくらし粉など食用にも使われており、安全性の高い物質です。またもともと自然界に存在する物質なので、使ったあとも環境にやさしい物質です。入浴剤として使用したときには血行を促進させる作用があります。

・クエン酸 …1/2カップ(100mL)
市販の発泡入浴剤に含まれるフマル酸は簡単に手に入る物質ではないのですが、クエン酸で代用することができます。クエン酸は柑橘類や梅干しの酸っぱさの元になっている、酸性の物質です。乳酸飲料や紫蘇(しそ)ジュースを作るときに使う食品添加物です。

・片栗粉 …1/2カップ(100mL) 
・無水エタノール …スプレーボトルに約30mL入れておく
重曹もクエン酸もさらさらした粉末なので、この2つだけでは塊状にまとめることはできません。そこで、片栗粉や無水エタノールを加えて、まとまりやすくします。

・ビニール袋 …4枚
・大きめのボウル
・ゴムベラなど、まぜるもの
・おたまや大きいスプーンなど、分けるもの

<色を付けるためのもの>
・緑茶、または抹茶 …小さじ1
・ハーブパウダー(ローズピンク) …小さじ1
・ハーブパウダー(カモマイル) …小さじ1

色を付けるために使用するハーブパウダーはアロマテラピーのお店やネット通販で購入できます。

<香りをつけるためのもの(お好みで)>
・精油(ラベンダー、オレンジなど) …入浴剤ひとつにつき、5滴程度

作り方

[1] 重曹、クエン酸、片栗粉をそれぞれ計る。今回は計りやすいように計量カップを使っていますが、体積(mL)の比率でおおよそ「重曹:クエン酸:片栗粉=2:1:1」であれば大丈夫です。

自由研究のポイント《2》
 ・3種類の粉の違いを、よく観察してみよう!
  同じ白い粉でも、形や大きさの違いがわかるかな?

重曹

重曹

クエン酸

クエン酸

片栗粉

片栗粉

[2] 3種類の粉をボウルに入れて、よく混ぜる。

[3] 4枚のビニール袋に、分けて入れる。

[4] 3つの袋に、それぞれ緑茶(または抹茶)、ハーブパウダー(ローズピンク)、ハーブパウダー(カモマイル)をそれぞれ小さじ1加えて、混ぜる。残りの1つは何も加えないで、白色にする。

緑茶はそのままでは葉っぱが大きいので、小さくすりつぶすなどして粉末状にしましょう。

自由研究のポイント《3》
 ・他にどんなもので色を付けることができるだろう?
(皮膚に刺激があるものは絶対に使用しないでください。ドライハーブ、ドライフラワーなどを粉末状にしてもできますが、お風呂の排水口のつまりには十分注意してください。)

[5] 手で形を整えながら、丸く押し固める。

ぼろぼろと崩れるときには、無水エタノールを袋の中の粉に振りかけ、よく混ぜてから押し固める。水をかけると、炭酸ガスが発生してしまうので、水はかけないようにしましょう。

自由研究のポイント《4》
 ・シリコン製のおかずカップや、ケーキ型などに入れて、押し固めてみよう。このときは完全に固まってから、型から出すようにしましょう。

[6] 塊状になったら、袋から取り出して乾燥させて、できあがり!

自由研究のポイント《5》
 ・お湯に入れたらどうなるか、観察してみよう!

注意点・ポイント

香りをつけるときは、お風呂に入る直前に精油を5滴程度しみこませてから、お湯に入れてください。そのときには、皮膚に刺激のある精油は使わないようにしてください。

片栗粉を入れた入浴剤はお湯がなめらかになりますが、浴槽の中で少し滑りやすくなるので、十分気をつけてください。
また、ハーブパウダーやお茶を入れた入浴剤は、その粉の周りにだまができやすくなったり、粉末がお風呂に浮いたりすることがあります。お風呂に入れるときは、不織布でできた「だしパック」などに入浴剤を入れてからお風呂に入れると、お掃除も楽になりおすすめです。

片栗粉1/2カップ(100mL)の代わりに、あら塩1/2カップ(100mL)を加えて同じように作ると、さっぱりとした入浴剤になります。
 

暑い夏も、ゆっくりとお湯に浸かって入浴を!

毎日暑い日々が続くと、入浴もささっとシャワーで済ませるご家庭も多くなるのではないでしょうか?

しかし、夏場はエアコンの効きすぎなどで、かえってからだが冷えてしまうこともあるのです。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かることで、血行を促進させて、冷えを改善することができます。

ぜひ、手作りのカラフルしゅわしゅわの入浴剤で、家族みんなで楽しく健康促進につなげてくださいね。

手作りバスボム

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WRITERこの記事をかいた人

森永香織

AEAJ認定アロマセラピスト/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター/環境カオリスタ/@aromaアロマ空間コーディネーター/JAMHA認定ハーバルセラピスト お線香の香りが漂う家で育ち、香りのある植物が大好き。現在、高校で化学を教えている理科教師です。