アロマで汗のニオイ対策。デオドラントスプレーの作り方

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こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

暑さが増してきて、汗のベタつきやニオイが気になる季節。

市販の制汗剤でワキ汗対策に取り組んでいる人もたくさんいらっしゃると思いますが、今年はナチュラルな香りのデオドラントスプレーを手作りしてみませんか?

天然の香りで作るデオドラントアイテムは身体にも優しく、心地よい香りで気分もリフレッシュできますよ^^

今回は、アロマオイルを使った簡単デオドラントスプレーの作り方をご紹介します。

目次

アロマでニオイ対策。デオドラントに役立つ香りは?

自分では気づかないうちに周囲を不快にしていることもある汗のニオイ。その主な原因は、汗や皮脂をエサとする細菌が作り出したニオイ物質です。

植物から得られる天然のアロマオイル(精油)の中には、細菌の増殖を抑えたり、気になるニオイ物質を消臭&マスキングして、デオドラントに役立つものがたくさん。

心地よいアロマに癒されながら、汗やニオイを爽やかに解消していきましょう。

デオドラントにおすすめのアロマオイル(精油)

真正ラベンダー

ラテン語の洗う(Lavare)を語源とするラベンダー。
抗菌作用や抗炎症作用など多くの効能が期待でき、ニオイ対策から肌トラブルまで幅広く活躍。日焼け、あせも、虫刺されのケアにもおすすめです。
刺激が少なく、子供や高齢者にも使いやすい精油。

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サイプレス

ヒノキの近縁種であるサイプレス。
収れん作用、発汗調整作用があるとされ、体臭や汗を抑えるのに役立ちます。
森林浴の気分を思わせる清々しい香りをもち、ストレスケアにも効果的◎
やや酸味を感じるスパイシーな香りは、大人の女性や男性にもおすすめです。

※ホルモン依存性のがん疾患、乳腺症などには使用を避けます。(サイプレス精油に微量含まれるマノオールにエストロゲン様作用があるため)

ゼラニウム

ローズ様のフローラルな香りをもち、女性に人気のゼラニウム。
抗菌作用や皮脂バランスを整える作用があり、スキンケアによく使われます。
デオドラントはもちろん、日焼け、ニキビ、水虫…などなど、夏のお肌を健やかに整えてくれる万能精油のひとつです。

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レモングラス

レモンのような爽やかな香りが人気のレモングラス。
消臭作用があり、市販のデオドラント製品にも使用されています。
虫が苦手とする香りなので、虫よけにも効果的ですが、香りや作用が強いため、使用量は少なめを心がけましょう。(例えば、全量30mlに対し、1〜3滴を目安に)
ラベンダーとのブレンドもおすすめです。

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デオドラントスプレー作りに必要なもの

デオドラントスプレーを作るために必要な材料は、

  1. アロマオイル(精油)
  2. 無水エタノール
  3. 精製水
  4. スプレー容器

の4つです。

上記に加え、エタノールや精製水をはかる容器(ビーカー、紙コップなど)を用意しておくと作業がスムーズですよ。

アロマオイル(精油)

アロマオイルは100%天然・純粋な精油(エッセンシャルオイル)を使います。お肌に使用するものなので、品質のよいものを選びましょう。

※光毒性や皮膚刺激をもつ精油に注意してください。(詳しくはこちら

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無水エタノール

アロマオイル(精油)は水にほとんど溶けないため、水に馴染みやすくするために無水エタノールを使用します。無水エタノールは薬局やネット通販で入手可能です。アルコールに弱い方は、無水エタノールの代わりにホホバオイルや専用の乳化剤を使いましょう。

※無水エタノールは引火しやすいので、使用や保管の際は火気に十分注意します。

精製水

デオドラントスプレーのベースになる水です。アロマオイル(精油)の香りを活かすために、ミネラルや残留塩素などの不純物を取り除いた「精製水」を使用するのがおすすめですが、精製水がなければ、ミネラルウォーター(軟水)でも代用できます。

※精製水は薬局で1本(500ml)、100円程度で購入できます。

スプレー容器

スプレー容器は、アロマオイル(精油)やアルコールの使用に対応したボトルを選びます。アロマ専門店のほか、最近では100均でもアロマスプレー作りに使用できる容器が販売されています。

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デオドラント効果のあるボディスプレーを作ってみよう

基本のレシピ(30ml容器分)

  • 精製水 25ml
  • 無水エタノール 5ml
  • お好みのアロマオイル(精油) 6滴 *敏感肌の方は半分以下に(1〜3滴)

作り方

[1] スプレー容器に無水エタノールを5ml入れる。(容器の1/6くらいを目安に。)

[2] アロマオイル(精油)を6滴加え、容器を軽く振ってまぜる。

[3] 精製水を25ml加える。(白濁したり、エタノールと水が混ざり合う反応熱により、やや温かく感じることもありますが問題ありません。)

[4] 容器のふたをしめ、よく振って混ざったら完成。

アロマスプレーの作り方

使い方

アロマオイル(精油)と水は分離しやすいため、使用の都度容器をよく振って中身を混ぜてから、脇の下や首筋、足など、気になる部分にスプレーします。(保存期間は冷暗所で2週間程度)

注意点

  • 防腐剤や保存料が入っていないので、冷暗所で保管し、2週間を目安に使い切るようにしてください。
  • 肌の弱い人は必ずパッチテストをしてから使いましょう。
  • 肌に合わない場合は使用を中止してください。

初めてクラフトづくりに挑戦する方は、以下記事もご覧ください。容器の消毒の方法をはじめ、アロマクラフトを安全に楽しむためのルールや注意点をご紹介しています。

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おわりに

混ぜるだけで簡単に作れるデオドラントスプレー。好きな香りを楽しみながら、汗ばむ季節を快適に過ごしましょう。ぜひ、試してみてくださいね。

小田ゆき
アロマで作るデオドラントスプレーは、いい香りで効果も抜群!市販の制汗スプレーをまったく使わなくなりました。使う精油の種類によって、ニオイ対策と同時に虫除けや肌ケアなど万能に使えるのも魅力ですよ♪
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この記事を書いた人

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト。アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。メディア出演も多数。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。

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