アロマで虫よけ!手作り虫除けスプレーの作り方

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虫よけアロマスプレーの作り方

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

蚊の季節は虫除けスプレーが欠かせませんが、身体や肌に負担がかかる化学成分はできれば避けたい…という方も多いと思います。

そこで今回は、虫よけ効果の高い香りを活用したお肌にやさしいアロマ虫よけスプレーの作り方をご紹介します!

材料を順番に混ぜるだけなので、短時間で簡単に作ることができますよ。

目次

アロマで虫除け!蚊を寄せ付けない香りは?

アロマテラピーで使用されるアロマオイル(精油)の中には、虫除け効果があると言われる種類があります。

その中でも、代表的なアロマオイルが以下の4つ。

これらのアロマオイルには、蚊や虫が嫌がる香り成分が多く含まれており、夏の虫除け対策に役立ちます。

シトロネラ

夏のアウトドアに欠かせない香りの代表格である「シトロネラ」。

蚊や虫が嫌う香り成分、シトロネラールやシトロネロールを多く含有し、虫除けに効果を発揮。アロマキャンドルや防虫スプレーなど市販の虫よけ製品にもよく使われています。

レモンに似た爽やかな芳香にやや甘さを含む香りは、リフレッシュしたいときにも◎

ユーカリ・レモン(レモンユーカリ)

レモンのような爽やかですっきりとした香りの「ユーカリ・レモン」。

昆虫忌避作用があるシトロネラールという成分を多く含み、蚊に対する虫除け効果があるほか、抗炎症作用にも優れているため、アウトドアに役立つ香りです。

デオドランド作用もあり、汗や体臭の予防にも効果的。

レモンユーカリ、ユーカリ・ユーカリシトリオドラとも呼ばれます。

※同じ“ユーカリ”という名前をもつ「ユーカリ・グロブルス」や「ユーカリ・ラディアタ」は成分が異なるため、蚊に対する虫除け効果は期待できません。

※皮膚刺激を感じる場合があるので、使用量に注意。肌の弱い人は低濃度(0.1〜0.5%濃度)での使用をおすすめします。

レモングラス

「レモングラス」には昆虫忌避作用があるシトラールという成分が70%以上含まれるため、虫除けに効果的です。犬のノミ対策にも使われることがあります。

レモンよりも強いシトラス系の香りで、夏の疲れやストレス解消にも◎

※皮膚刺激を感じる場合があるので、使用量に注意。肌の弱い人は低濃度(0.1〜0.5%濃度)での使用をおすすめします。

▼レモングラスとシトロネラの精油の虫除け効果が報告されています。

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ゼラニウム

「ゼラニウム」には虫が嫌がる成分のシトロネロールが25〜40%ほど含まれています。

バラのような香りの中に、ミントを思わせるハーバルな香り。

心身のバランスを整える働きがあり、女性に人気のアロマオイルのひとつです。

手作り虫よけスプレーの作り方

虫除けスプレーを作るために必要な材料は、

  • アロマオイル(精油)
  • 無水エタノール
  • 精製水
  • スプレー容器

の4つです。

上記に加え、エタノールや精製水をはかる容器(ビーカー、紙コップなど)を用意しておくと作業がスムーズですよ。

蚊の忌避作用があるアロマオイル(精油)

アロマオイルは100%天然・純粋な「精油(エッセンシャルオイル)」を使います。品質の悪いものだと、虫除け効果が期待できません。とくに肌に使う場合には、アロマテラピーグレードの良質なものを使いましょう。おすすめブランドは以下の記事でご紹介しています。

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無水エタノール

アロマオイルは水にほとんど溶けないため、まず無水エタノールに溶かしてから水を加えます。無水エタノールは薬局やネット通販で入手可能。アルコールに弱い方は、無水エタノールの代わりにホホバオイルを使いましょう。

※無水エタノールは引火しやすいので、使用や保管の際は火気に十分注意します。

精製水

アロマオイルの香りをいかすために、不純物がない純度の高い「精製水」を使います。薬局やネット通販で1本(500ml)、100円ほど。精製水がなければ、ミネラルウォーター(軟水)でも代用できます。

スプレー容器

スプレー容器は、アロマ専門店などで購入できます。必ずアロマオイル(精油)やアルコールの使用に対応したスプレーボトルを選びましょう。

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ナチュラルな香りで虫除けスプレーを作ってみよう

基本のレシピ(50ml容器分)

  • 精製水 45ml
  • 無水エタノール 5ml
  • お好みの精油 10滴 *子供用、敏感肌には半分以下に(1〜5滴)

作り方

[1] スプレー容器に無水エタノールを5ml入れる。

虫よけアロマスプレーの作り方

[2] アロマオイル(精油)を10滴加え、容器を軽く振って混ぜる。

虫よけアロマスプレーの作り方

[3] 精製水を45ml加え、ふたをしめてよく混ぜる。(白濁したり、エタノールと水が混ざり合う反応熱により、やや温かく感じることもありますが問題ありません。)

虫よけアロマスプレーの作り方

[4] ラベルを貼ったら完成。

虫よけアロマスプレーの作り方

虫除けにおすすめの香りブレンド

爽やかなシトラス系の心地よい香り
シトロネラ 4滴 + ユーカリ・レモン 4滴 + ラベンダー 2滴

ストレスケアも同時にできる
レモングラス 5滴 + ゼラニウム 5滴

使い方のポイント

  • スプレーする前に容器をよく振ってください。(アロマオイルと水は分離しやすいため。)
  • 香りがしなくなったら、虫よけ効果が弱まってしまうので、こまめにスプレーしてください。
  • 小さな子供に使う場合は、ベビーカーやタオル、洋服など皮膚に直接触れない部分にスプレーしてあげましょう。

注意点

  • 防腐剤や保存料が入っていないので、冷暗所で保管し、2週間を目安に早めに使い切るようにしましょう。
  • 肌の弱い人は必ずパッチテストをしてから使いましょう。
  • 肌に合わない場合は使用を中止してください。

初めてクラフトづくりに挑戦する方は、以下記事もご覧ください。容器の消毒の方法をはじめ、アロマクラフトを安全に楽しむためのルールや注意点をご紹介しています。

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おわりに

アロマを使った虫よけスプレーの作り方をご紹介しました。

  • 無水エタノール
  • 精製水
  • 蚊に対する忌避作用のあるアロマオイル

この3つがあれば簡単に作ることができますので、ぜひ作ってみてくださいね。

小田ゆき

ユーカリ・レモンやシトロネラなどは、初心者の方はなかなか使い切るのが難しいと思いますので、お友達とシェアして一緒に作ったり、アロマオイルを多めにブレンドできる アロマキャンドルアロマワックスバー も作ってみてください♪
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この記事を書いた人

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト。アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。メディア出演も多数。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。

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