ヘアオイルの作り方〜好きなアロマと植物油で簡単手作り〜

ヘアオイルの作り方

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

毎日の髪のお手入れに欠かせない「ヘアオイル」。実は少ない材料で簡単に作ることができるんです。

そこで今回は、ヘアケアにいい植物油や天然のアロマオイル(精油)を使った、ヘアオイルのレシピをご紹介します。

作り方はとてもシンプルですが、ナチュラルな香りと使用感が心地よくて、一度使ったら手放せなくなるほど。

とにかく簡単に作れるので、アロマ初心者さんにもおすすめです💕

目次

ヘアオイル作りに必要な材料は?

ヘアオイル  材料

ヘアオイルを手作りするために必要なものは、

  1. 植物油
  2. アロマオイル(精油)
  3. 保存容器

のたった3つです。

いずれもアロマテラピー専門店や、Amazon、楽天市場などのネット通販で購入できます。

それぞれ、選び方のポイントをご紹介していきます。

材料の選び方、ヘアケアによい植物油&アロマオイル(精油)

植物油(キャリアオイル)

植物油(キャリアオイル)

ヘアオイルのベースとなる植物油です。キャリアオイルとも呼ばれます。

植物油の中には、髪をダメージから守ったり、自然なツヤやまとまりを与えてくれるなど、ヘアケアに役立つものがたくさんあります。

私は「ホホバオイル」を使うことが多いですが、種類によってそれぞれ特徴やテクスチャーが異なるので、お好みの使用感やお悩みに合うものを選ぶようにしましょう。

MEMO:ヘアケアにおすすめの植物油

ホホバオイル
成分的には油脂ではなく、植物性の液体ワックス(ロウ)。
すべての肌質に合い、さらっとした軽い使い心地で、酸化しにくく初心者さんにも扱いやすい。
古くから、ネイティブ・アメリカンが紫外線と乾燥から髪と肌を守るために愛用。

アルガンオイル
高い保湿作用や抗酸化作用があり、髪や肌の万能オイルとも呼ばれています。
栄養成分が豊富で、髪のパサつきや、ハリ・コシがなくなるなど、加齢による髪悩みに◎

カメリアオイル(つばき油)
日本では何百年も昔から髪のお手入れに利用されてきた椿油。
やや重い手触りだが、浸透力が高く、髪の毛や肌を紫外線ダメージから守り、ツヤを与えてくれる。

アロマオイル(精油)

精油(アロマオイル)

ヘアオイルの香りづけに使うのが、天然のアロマオイルです。(正しくは「精油」もしくは英語で「エッセンシャルオイル」と言います)

植物からとれる精油には美容効果が期待できるものが多くあり、香りを楽しみながら髪の毛や頭皮ケアに役立てることができます。

ただし、髪は鼻に近いことから香りを感じやすいため、効能だけに捉われず、自分の好きな香りを選ぶことが大切です。

MEMO:ヘアケアにおすすめのアロマオイル(精油)

ダメージヘア:イランイラン、ゼラニウム、パルマローザ、ホーウッド

抜け毛予防・育毛:ローズマリー、ユズ、アトラスシダー(シダーウッド・アトラス)、ヒノキ

フケ・かゆみ:ティーツリー、ゼラニウム、アトラスシダー(シダーウッド・アトラス)

べたつく頭皮に:サイプレス、ゼラニウム、マンダリン、クラリセージ

POINT:アロマオイルを選ぶ上での注意点
  • アロマオイルは、ラベルやパッケージに「精油」もしくは「エッセンシャルオイル」と書かれているものを必ず使うようにしてください。100円ショップなどで販売されている合成のアロマオイルは、ヘアオイルのように髪や肌に触れる用途には使用できません。
  • 古くなった精油を使用すると肌トラブルを起こす恐れがあります。開封してから1年以内(柑橘系は半年)の状態のよい精油を使用してください。
  • 光毒性や皮膚刺激をもつアロマオイル(精油)に注意してください。

保存容器

保存容器

ポンプ式の遮光瓶や、シャンプー用の小分け容器(柔らかいもの)などが使いやすいです。

精油の成分の中にはプラスチックを溶かす性質がありますが、今回は植物油で低濃度に希釈するため、容器はプラスチック製でもOKです。

商品説明などをご確認のうえ、植物油の保存に適したものを選んでください

始める前の準備と注意点

初めてクラフトづくりに挑戦する方は、以下記事もご覧ください。容器の消毒の方法をはじめ、アロマクラフト&手作りコスメを安全に楽しむためのルールや注意点をご紹介しています。

さっそくヘアオイルを作ってみよう

基本のレシピ(30ml容器分)

  • お好みの植物油 30ml
  • お好みの精油 3滴 (精油濃度 約0.5%)
  • 保存容器 1つ

作り方

[1] 清潔な保存容器に植物油を30ml入れる。

ヘアオイル  作り方
保存容器は事前にアルコール消毒 or 食器用洗剤で洗浄してよく乾かしたものを使います。

[2] アロマオイル(精油)を3滴加える。

ヘアオイル  作り方

[3] 容器のふたをしめ、よく振って混ざったら完成。

ヘアオイル  作り方

使い方のポイント&注意点

  • 防腐剤や保存料が入っていないため、保存期間は約1か月が目安です。
  • 劣化を避けるため、直射日光のあたらない涼しい場所に保管してください。
  • 肌に合わない場合は使用を中止してください。
マスキングテープやラベルに作った日付を書いて、容器に貼り付けておくと管理しやすいですよ。

ヘアオイルの使い方&おすすめの活用法

手作りしたヘアオイルは、日常の髪のお手入れからスペシャルケアまでマルチに活躍!さっそくお好みの用途で使ってみましょう。

シャンプー後の洗い流さないトリートメントとして

ヘアオイルを適量手にとり、タオルドライ後の髪になじませて、ドライヤーで乾かします。

※オイルをつけすぎるとベタつくので、まずは少量で試し、髪の量や長さにあわせて量を調節してください。

小田ゆき

手のひらでオイルを温めると、浸透力がさらにアップしますよ。

毎朝のスタイリングに

朝のスタイリングの仕上げに、ヘアオイルを少量手にとり、毛先から中間にかけてうすくなじませます。
ナチュラルなツヤ感が出て、紫外線対策にもおすすめです◎

オイルパック

髪のパサつきやダメージが気になるときには、週に1回程度オイルパックをするとさらに効果的。傷んだ髪もしっとり、まとまりやすくなります。

◆オイルパックの方法
シャンプー前の乾いた髪に、全体がしっとりするまでヘアオイルをなじませ、電子レンジで温めた蒸しタオルで約10分ほど覆います。その後、ぬるま湯でよくすすぎ、シャンプーで洗い流します。

頭皮マッサージ

美しい髪は頭皮から。オイルを使った頭皮マッサージはとても簡単です。頭皮の血行がよくなり、白髪や薄毛、抜け毛予防など育毛ケアに役立ちます。毛穴に詰まった汚れのクレンジングにもなるため、頭皮のニオイやベタつきにお悩みの方にもおすすめです。

◆頭皮マッサージの方法

  1. 指先にヘアオイルをとり、シャンプー前の乾いた頭皮になじませます。使用量の目安は大さじ1(15ml)程度。
  2. 指の腹で細かい円を描くようにやさしくマッサージします。3〜5分程度でOK。
  3. そのまま5分ほど置いてから、ぬるま湯でよくすすぎ、シャンプーでしっかり洗い流します。洗い上がりが気になる方は2度洗いしてください。

おわりに

アロマオイルと植物油を混ぜるだけで簡単に作れるヘアオイル。

使い続けるうちに髪本来の美しさがよみがえり、香りによるリラックス効果も期待できるのが魅力です。

髪の悩みに合わせて、ぜひオリジナルのヘアオイルを作ってみてくださいね。

小田ゆき

手作りしたヘアオイルはボディマッサージにも使えます。ゼラニウムやホーウッドは美容にも良い精油ですので、美髪&美肌づくりにぜひ役立ててみてください♪

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この記事を書いた人

アロマとハーブのスペシャリスト。「植物の力で、心とからだを美しくすこやかに」という想いのもと、日々の暮らしに役立つフィトテラピーの知識やアイデアを発信しています。

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