天然素材でホームケア。アロマを使ったナチュラルお掃除レシピ集

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天然素材でホームケア。アロマを使ったナチュラルお掃除レシピ集

こんにちは!アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

最近は、重曹やクエン酸などのエコ洗剤をお掃除に取り入れる人が増えています。

アロマオイル(精油)もそのうちのひとつ。

面倒なお掃除も、手作りした洗剤に好きな香りをプラスすればグンと楽しくなります。

目次

ナチュラルお掃除の魅力・メリット

暮らしや環境にやさしい

ナチュラルお掃除の一番の魅力は、暮らしや環境にやさしいこと。

重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダなどエコ洗剤は環境に負荷をかけずに汚れを落とすことができます。

お肌にやさしい

市販されている洗剤の多くは界面活性剤が使用されています。

汚れを落とす力には優れていますが、人によってはお肌に刺激となることも。

ナチュラルお掃除に使う重曹やクエン酸などは手肌への刺激が少なく、小さいお子さんやペットのいる家庭でも安心して使えるのがポイントです。(適切な使用量の場合)

家計にやさしい

手作りの洗剤は市販の洗剤よりも安上がりで、家中のさまざまなお掃除に活躍。

あれこれ洗剤を買う必要がなく、結果的に家計の節約にもつながります。

ナチュラルお掃除に必要なアイテム

重曹

お菓子のふくらし粉など料理にも使われるエコ洗剤の代表格。

弱アルカリ性で、油汚れや手あかなどの酸性の汚れを落とします。

水には溶けにくいものの、粒子が細かいためクレンザー(磨き粉)としても活躍。

重曹を使ってはいけないもの

  • 漆器や塗装品、傷がつきやすいもの
  • アルミや銅製品
  • 大理石
  • 畳、ゴザ、ジュートなどの天然繊維
  • 無塗装の木材(白木)

セスキ炭酸ソーダ

重曹よりもアルカリ度がやや強い、弱アルカリ性の素材。

重曹に比べて洗浄力が高く、使い道も幅広いのが魅力。油や皮脂汚れ、手あか、汗、血液などの汚れを落とす働きがあります。水にもさっと溶けるのでスプレーにも使いやすいのが◎

洗浄力のわりに手肌にやさしいのですが、たんぱく質を溶かす性質があるためお肌の弱い方はゴム手袋を使うと安心です。

セスキ炭酸ソーダを使ってはいけないもの

  • アルミや銅製品
  • 土壁、漆喰壁
  • 大理石
  • 畳、ゴザ、ジュートなどの天然繊維
  • 無塗装の木材(白木)

クエン酸

柑橘類や梅干しなどに含まれる酸っぱい成分。サプリメントや炭酸水にも使われています。

弱酸性で水まわりの白い汚れ(水あか)や石けんカスなどアルカリ性の汚れを中和したり、トイレのアンモニア臭を消臭する働きがあります。

お酢やレモンでも代用可能。

クエン酸を使ってはいけないもの

  • 大理石
  • 鉄製品

※目に入らないように注意。
クエン酸は塩素系洗剤(ハイターなど)には絶対に混ぜないでください。混ぜると有毒ガスが発生し危険です。

アロマオイル(精油)

アロマオイル 人気の香り

天然のアロマオイルには殺菌や抗菌、消毒、空気清浄など幅広い効果が期待できます。
心地よい香りで気分もアップ。

お掃除におすすめのアロマオイル

手頃な価格で入手しやすいアロマオイルを中心に選びました。

ユーカリ

お部屋の空気が洗われるようなツーンとしたシャープな香り。

ペパーミント

抗菌作用があり、すっきりとしたメントールの香りが特徴。
トイレやゴミ箱の消臭にも役立ちます。さわやかな香りでリフレッシュ効果も。

※皮膚への刺激が強いため、使用量に注意。

ティーツリー

殺菌、抗菌作用をもつアロマオイルの代表格。
抗真菌(カビ)作用に優れ、浴室のクロカビを全面阻止したという研究データも。ラベンダーとのブレンドもおすすめです。(参考:(公社) 日本アロマ環境協会 精油の制菌作用

オレンジ・スイート

オレンジ・スイートに含まれるリモネンは油汚れを分解するため、キッチンまわりのお掃除に。
子どもから大人まで好まれるなじみやすい香りでお掃除にも使いやすいのが◎

レモングラス

主成分であるシトラールには防虫作用が。虫よけにも使われるため窓拭きとしてもおすすめ。
殺菌、消毒作用も得られます。

※皮膚への刺激が強いため、使用量に注意。

ナチュラルお掃除の簡単レシピ集

拭き掃除

バケツの水にアロマオイルを3滴前後たらす。
その水に雑巾をひたし、水気を絞って拭き掃除をする。

面倒な場合は、雑巾に直接アロマオイルを1〜2滴たらすだけでもOK。

おすすめの場所

  • 床・フローリング

万能除菌スプレー

アロマ除菌スプレー

水と無水エタノールで作るシンプルなスプレーはさまざまな場所の除菌や拭き取り用に。

室内の空気清浄、浴室や下駄箱のカビ予防などお掃除の最後の仕上げとして使うのはもちろん、お子さんのぬいぐるみなど洗剤を使いたくない布製品の除菌としても使えます。

万能除菌スプレーの作り方
スプレー容器に無水エタノール(薬局で手に入ります)を5ml入れ、アロマオイル10滴を加えて軽く振って混ぜる。
水45mlを加え、キャップをしてさらによく振って混ぜたら完成。

※水とアロマオイルは混ざらないため、使う前にはよく振ってからスプレーします。

おすすめの場所

  • リビング・寝室
  • 玄関
  • 浴室・洗面所
  • おもちゃや小物
  • 窓ガラス

重曹クリーナー

重曹クリーナー

カーペットに振りかけて掃除機で吸い取れば臭い取りに。
シンクや浴槽に振りかけてスポンジでこすれば重曹の研磨作用によりピカピカに。磨き掃除に活躍します。

重曹クリーナーの作り方
ジャム瓶など綺麗な容器に重曹200gを加え、アロマオイル(精油)を20滴たらす。
蓋をしめてよく振って混ぜたら完成。

おすすめの場所

  • カーペット
  • 布製のソファー
  • キッチン・排水溝まわり
  • シンク(大理石はNG)
  • 浴槽(大理石はNG)

クエン酸スプレー

水まわりやトイレの床や壁のお掃除にはクエン酸スプレーが活躍。水あかやカルキ成分を中和して落としたり、アンモニア臭を消臭します。
ゆるやかな除菌効果もあるため、キッチンまわりの除菌にも役立ちます。

蛇口や鏡など頑固な汚れにはクエン酸水をスプレーしてラップを張り付け、1時間ほど放置して洗い流すと◎

クエン酸スプレーの作り方
スプレー容器に水50mlとクエン酸小さじ1/2(汚れにあわせて微調整)を入れ、アロマオイル10〜20滴を加える。
キャップをつけてよく振り、クエン酸が溶けたら完成。

※水とアロマオイルは混ざらないため、使う前にはよく振ってからスプレーします。

おすすめの場所

  • 水道の蛇口まわり
  • トイレ
  • お風呂の鏡や洗面器
  • キッチン

セスキスプレー

コンロの油汚れやドアノブ、スイッチなどについた手あかの黒ずみ汚れにはセスキス水のスプレーを。
アルカリパワーで家中のあちこちの汚れがおもしろいほど落ちます。

セスキスプレーの作り方
スプレー容器に水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れ、アロマオイル20滴前後加える。
キャップをつけてよく振り、セスキ炭酸ソーダが溶けたら完成。

※水とアロマオイルは混ざらないため、使う前にはよく振ってからスプレーします。

おすすめの場所

  • キッチン(コンロ、換気扇、電子レンジ、排水溝など)
  • リビング(ドアノブ、スイッチ、ランプシェードなど)
  • 玄関
  • 窓ガラス・サッシ・網戸
  • ゴミ箱

ナチュラルお掃除の注意点

● エコ洗剤は使用する材質によっては変色する可能性があるため、大切なものや初めて使うものには、事前に目立たない部分で変色などの確認を行うようにしましょう。

● お掃除にアロマスプレーを使う場合、水とアロマオイルは混ざらないため使用前によく振ってから使いましょう。

● アロマオイルはプラスチックを溶かしてしまうこともあるため、ガラス製の容器もしくはアルコール対応のプラスチック容器(PET、HDPE、PP、PE)がおすすめです。

“手作りアロマスプレー”に適したスプレー容器まとめ

● 手作りのエコ洗剤は冷暗所に保管し、2週間〜1か月で早めに使い切るようにしましょう。

おわりに

試してみたいエコ洗剤やレシピはありましたか?

ナチュラルお掃除の効果を高めるためにもっとも大切なのは洗剤の使い分けです。

油や皮脂汚れなど酸性の汚れには、重曹、セスキ炭酸ソーダを。石けんカスや白い水あか、アンモニア臭にはクエン酸を用いるようにしましょう。

また、アロマオイルの抗菌・消毒作用は気になる臭いやバイ菌にも大活躍。どれか迷ったら幅広い効能があり安全性も高いティーツリーがおすすめです。

毎日のお掃除や、年末年始の大掃除にぜひ参考にしてください。

小田ゆき
アロマはお掃除にも大活躍!お気に入りの香りでお掃除の時間がさらに楽しくなりますよ♪
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この記事を書いた人

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト。アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。メディア出演も多数。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。

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