こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。
いよいよ夏本番。厳しい暑さが続くこの時期は、夏バテ、紫外線、汗、虫など夏ならではのお悩みが増えますよね。
そんなときこそアロマの出番。さまざまな効用をもつ精油の力を借りれば、蒸し暑い夏もグッと過ごしやすくなりますよ。
今回は、AROMA LIFESTYLEサポーター15人に、夏を快適に過ごすためのアロマ活用術を聞いてみました!
アロマで夏を快適に。みんなの活用アイデアをご紹介!
まずは、AROMA LIFESTYLEサポーターのみなさんに、「夏特有のお悩み、不調にアロマテラピーを活用したことがありますか?」と伺ったところ、回答者全員から「YES」という回答が。
では、具体的にアロマをどのようなお悩み・用途で使っているのでしょうか?回答数の多かった順に、みんなの使い方を見ていきましょう!
虫よけ対策
アンケートの結果、最も多い回答はアロマでの虫よけでした!夏になると多くの人を悩ませる蚊。天然のアロマオイルを使えば、香りを楽しみながら心地よく虫対策できます。わたしもこの時期は手作りの虫よけスプレーが手放せません。
「夏場は虫除けスプレーを作りおきし、手軽に使えるようにしています。バスオイルにシトロネラやゼラニウム、レモングラスなどを混ぜて作っています。お出かけやガーデニングの時に使用すると、蚊にさされることが激減しました。」(ななみさん/NARD JAPAN認定アロマテラピーアドバイザー・薬剤師)
「ラベンダー、ゼラニウム、ユーカリやシトロネラなどを虫よけミストや虫刺されジェルに。」(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
「虫除けにシトロネラの手作りスプレーを作りました。虫除けなのに、レモンのような爽やかな香りが気分もリフレッシュさせてくれます。」(Atsunaさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
夏バテ&冷え対策
続いて多かったのが、夏バテによる食欲不振やだるさ、冷房による体の冷えなど、夏特有の身体の悩みへのアロマケア。香りを嗅ぐだけでも気分がスッキリするので、夏バテ予防に上手にアロマテラピーを取り入れていきたいですね。
「夏特有のだるさや胃腸の疲れに、ペパーミントの精油をアロマストーンやティッシュに垂らして芳香浴に使用します。」(あやこさん/アロマテラピー検定1級)
「食欲がないときは、グレープフルーツの香りを活用しています。朝シャワーを浴びる前に床に数滴たらすとグレープフルーツの柑橘系の香りが浴室に広がりスッキリします。」(Sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
「日中の暑さと冷房の寒さで疲れた体をリセットするために、ゼラニウムでマッサージオイルを作って足やお腹をマッサージすると疲れが取れます。」(中村ともえさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「夏は冷房による冷えや、代謝不良によるむくみやだるさが出てきやすいので、天然塩にペパーミントとローズマリー、ジュニパーなどを混ぜたバスソルトで足浴をしたり、植物油にグレープフルーツやサイプレスをブレンドしたトリートメントオイルで膝下〜足先のセルフマッサージをして、冷えを溜め込まないようにしています。」(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
夏の快眠対策
夜になっても気温が下がらず、寝苦しい夏の夜。エアコンや扇風機など基本的な対策は不可欠ですが、リラックスできる香りは心地よい眠りを誘ってくれます。
「子供たちが眠れない夜にはラベンダー1:スィートオレンジ1を枕元に薫らせています。」(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
「寒暖差があり過ごしにくい季節なので、夜寝る前にアロマランプでラベンダーの香りを部屋中に広げてから寝ています。」(鈴木百恵子さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー)
日焼け後の肌ケア
日差しの強い夏は、お肌への紫外線ダメージが心配な季節。日焼けのアフターケアにもアロマテラピーは役立ちますよ。
「日焼けした肌に、アロエベラジェルにラベンダーなど鎮静作用のある精油を混ぜたアロマジェルでケアしています。日焼けによる乾燥と赤みが早く落ち着くので、毎年旅行先には必ず持って行っています。」(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「日焼けした肌にハーブウォーターでケアします。ローズウォーター、月桃ウォーター、ラベンダーウォーターを。ブレンドして使ってもいい香りです。」(吉田朋世さん/NARD JAPAN認定アロマテラピーインストラクター・薬剤師)
クールダウン
せっかくお風呂で汗を流しても、暑い夏は出たそばから汗がダラダラ…なんてことも。ミント風呂でクールな清涼感を味わったり、お風呂上がりのボディには、冷蔵庫で冷やしたフローラルウォーターでほてりを抑えるというアイデアが。これは気持ち良さそう!
「お風呂上がりに冷蔵庫で冷やしたローズやネロリなどのフローラルウォーターをスプレーするとサッパリして気持ちいいです。」(三浦綾子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・ヨガ講師)
「お風呂にペパーミントやスペアミントなどの精油を入れて楽しみます。」(Reikoさん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・薬剤師)
ニオイ&除菌対策
高温多湿の夏はお部屋にニオイがこもりがち。カビや雑菌も気になりますよね。そんなときは、抗菌、消臭作用のあるアロマが活躍します。
「掃除用の重曹や冷蔵庫の除菌・消臭用アロマスプレーにペパーミントで清涼感をプラスしています。」(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
「職場のロッカーの匂い消しのために、重曹に柑橘系の香りのアロマを垂らしたものを置いています。ロッカーを開けた時のフワッとほのかに香るアロマが好きですし、気分で変えられるのもとても便利です。」(岡崎あゆみさん)
その他
「季節の変わり目に風邪をひきやすくなるので、ラベンサラをディフューザーに2〜3滴垂らして焚いています。気分によってレモンを足したりします。」(秋山さやかさん)
「手汗対策でスプレーを作り、気になるときに手にシュッシュッとつけると手がさっぱりします。」(中村ともえさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
夏におすすめのアロマクラフト、ブレンドレシピは?
アロマクラフトやブレンディングはアロマテラピーの楽しみのひとつ。そこでAROMA LIFESTYLEサポーターのみなさんに、夏におすすめ or 挑戦してみたいアロマレシピを聞いてみました。
アロマスプレー《虫よけやデオドラントに》
「夏場は用途に応じて気軽に作ることができるアロマスプレーが大活躍してくれます。例えば、キッチンにはミントやレモン、ティートリーで臭いやカビ予防。玄関やリビングのルームスプレーとしてヒノキやクロモジ、ライムやグレープフルーツで森林浴のような涼やかさを演出してみたり、ボディ用では虫除けスプレー、デオドラントスプレー、日焼けの火照りを抑えてくれるラベンダーローションなどを作って活用しています。」(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「デオドラントスプレーとして、無水エタノール10ml、精製水40ml、ゼラニウム精油4滴、サイプレス精油3滴、レモンFCF精油3滴のレシピがおすすめです。」(中村ともえさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「レモンユーカリや、レモングラス、シトロネラなどを使った虫よけスプレーは定番ですが、そのような精油をブレンドしたブレンドオイルをつくり、軽石やアロマストーンに垂らして、玄関先や窓辺に置いて蚊よけにするのもおすすめです。」(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「レモングラス、ラベンダー、和ハッカで作る虫よけスプレー」(三浦綾子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・ヨガ講師)
「レモングラス、シトロネラなどで虫除けスプレー」(Reikoさん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・薬剤師)
「レモングラス、シトロネラ、ティートリー、薄荷orミントをブレンドした虫除けスプレー」(rainbowsmileさん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー)
「蚊除けなど、夏用のルームスプレーとしてゼラニウムやレモングラス、シトロネラなどをブレンドしたスプレーがおすすめです。」(あやこさん/アロマテラピー検定1級)
スキンローション
「火照り対策に、ラベンダーの精油+芳香蒸留水で作るローションがおすすめです。」(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
「ハーブウォーターを冷蔵庫で冷やし、夏の気だるい時のリフレッシュやスキンケアで使いたい。特にあせもが出た時はカモマイルジャーマンウォーターがおすすめ。痒みや炎症を和らげてくれるはず。ハーブウォーターがない時は、バスオイルに精油を1滴混ぜ、精製水で薄めて、“なんちゃってハーブウォーター”で代用することも。」(ななみさん/NARD JAPAN認定アロマテラピーアドバイザー・薬剤師)
ボディパウダー
「コーンスターチに精油をまぜるだけのボディパウダーは簡単に作ることができて、べたつきが気になる夏におすすめです。」(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
バスソルト
「常夏の国に住んでいるので、クーラーが強いのが悩み。冷え対策に、手軽にできる足湯アロマに挑戦してみたいです。海塩と重曹、ローズマリー、スコッチパイン、ビターオレンジの精油を混ぜて10分以上足浴します。」(秋山さやかさん)
スティックディフューザー
「最近ハマっているソラフラワーを使って見た目も涼し気なアロマディフューザーを作り、玄関先や洗面所に置いています。ホワイトグレープフルーツやオレンジなどの柑橘系をメインにローズマリーなどをブレンドして家族や来客に好まれそうな爽やかな香りにしています。」(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
ポプリ
「ドライクローブ(ホール)にクローブの精油を垂らして、いやーなゴキブリ対策をやってみたいと思っています。」(吉田朋世さん/NARD JAPAN認定アロマテラピーインストラクター・薬剤師)
夏の香りと言えば?夏をイメージするランキングTOP5
最後に、夏をイメージする精油についても聞いてみました。アンケートの結果、ミント系が1位、2位を独占。スーッとした清涼感のある香りや、柑橘の清々しい香りなど、じめっとした夏の不快感を吹き飛ばしてくれる爽やかな香りに人気が集まっています。(複数回答可)
1位 ペパーミント ・・・5票
●夏といえばミントです。ひんやり感が夏に欠かせません。(岡崎あゆみさん)
●清涼感があり、暑い夏にクールダウンさせてくれる。(はなさん)
●アロマ以外でもミントの食べ物などがこの季節は話題になっているから。ペパーミントだけだと苦手なので、ブレンドするのもおすすめです!(鈴木百恵子さん)
2位 ハッカ ・・・4票
●爽やかさの中にも温かみのある香りがスッキリだけでなくリラックスもさせてくれるから。(三浦綾子さん)
●北見の薄荷は上品な香りで夏の訪れを爽やかに演出してくれます。(Atsunaさん)
3位 レモン ・・・3票
●スッキリとした香りが夏らしさをイメージさせてくれます。(rainbowsmileさん)
●蒸し暑い夏にさっぱりした香りが爽やかな気分にさせてくれるので。(中村ともえさん)
3位 レモングラス ・・・3票
●虫よけのイメージもありますが、夏バテで食欲ややる気が出ないときにも助けてくれる。(大内順美さん)
5位 グレープフルーツ ・・・3票
●瑞々しい柑橘系の香りは、蒸し暑い夏の時期でも爽やかな気分にさせてくれます。(あやこさん)
その他の回答
- オレンジスイート
- カルダモン
- シトロネラ
- ティートゥリー
- フランジュパニー
- ユーカリレモン
- ライム
- ラベンダー
- レモンバーベナ
アロマで夏を快適に過ごそう♪
今回は、夏のアロマテラピー活用法をテーマに、AROMA LIFESTYLEサポーターさんの利用事例やおすすめの香りをご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?さっそく参考にしたいアイデアがたくさんありましたね。
ここ最近、アロマでの虫よけはすっかり定着してきましたが、天然のアロマオイルは涼しさを演出したり、日焼け後の肌をケアしたりと、マルチに使えるのが魅力です。
夏を爽やかに過ごす工夫として、まずはできそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。
アンケートに回答いただいたサポーターのみなさん、ありがとうございました!
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