ペパーミントの効果・効能とおすすめの使い方|アロマオイル辞典

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ペパーミント

こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。

爽やか系アロマの代表格でもあるペパーミント。

清涼感あるスッキリとした香りで親しみやすいだけでなく、精神的にも肉体的にも多くの効果が期待できるアロマオイル(精油)というのはご存知でしたか?

そこで今回は、ペパーミントの優れた効果・効能やおすすめの使い方についてご紹介します!

目次

ペパーミントとは?

ペパーミントは、古くから薬用や食用として幅広い用途で親しまれているハーブ。日本ではセイヨウハッカとも呼ばれています。

ペパーミントの葉から得られるのがペパーミントのアロマオイル(精油)で、メントールのスッとした香りの中に程よい甘さを感じる爽やかな香りが特徴です。

ガムや歯磨き粉などの食品や日用品の香りづけとしても広く使われているため、アロマが初めてという方でもなじみやすい香りです。

植物名:ペパーミント
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な産地:アメリカ、フランスなど
主な成分:ℓ-メントール、ℓ-メントン、1,8-シネオール

ペパーミント精油の主な効果・効能

ペパーミントには非常に幅広い効果があり、さまざまなシーンで頼りになります。

リフレッシュ効果

スッとした独特の清涼感ある爽やかな香りは、脳の働きを活性化して頭の中をクリアにし、気分をリフレッシュさせます。

精神的な疲労にも良く、憂鬱な気分の時や、無気力でやる気が起きない時に、心を励まし元気づけてくれます。

眠気覚ましにも効果的で、イギリスの研究によれば、ペパーミントの香りを吸入した後の瞳孔運動を測定したところ、昼間の眠気が有意に解消されたという報告もあります。

消化器系の不調改善

ペパーミントといえば、古くから消化器系の不調に利用されてきました。

胃腸の働きを整える作用があり、消化不良、吐き気、胃痛、便秘、乗り物酔い、時差ぼけなどの症状を和らげます。

花粉症・鼻炎の改善

ペパーミントの主成分であるℓ-メントールには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があり、鼻水や鼻づまりなど花粉症や風邪による鼻炎の緩和に広く用いられています。

ユーカリやティーツリーとのブレンドで相乗効果が期待できます。

頭痛・筋肉痛の緩和

ペパーミントに多く含まれるℓ-メントールには、緊張型頭痛や筋肉の痛みを和らげる効果があることでも知られています。

頭痛にはラベンダーとのブレンドが定番。ホホバオイルなどの植物オイルに混ぜて、少量をこめかみや首の後ろに塗ってみましょう。血行が改善し、頭痛が楽になります。

筋肉痛にも効果的ですが、ペパーミントは肌に刺激を与えるため濃度を控えめに用いることがポイントです。

虫除け効果

独特の清涼感あるペパーミントの香りは、蚊やゴキブリ、クモ、アリなどに対しての防虫効果があり、メントール入りの忌避剤も市販されているほど。

虫を寄せつけないのはもちろん、ペパーミントの優れた抗菌作用により、お部屋の消臭対策にも役立ちます。

クールダウン効果

ペパーミントには冷却作用があり、肌に触れるとひんやりとした感触をもたらすため、発汗、日焼けによる炎症やかゆみ、ほてりなどに有効です。

ただし、ペパーミント単品での使用は避け、ラベンダーとブレンドして1%以下に希釈して使用するのがおすすめ。肌が弱い方は、ペパーミントのハーブウォーターが適しています。

ペパーミントの香りを嗅ぐだけで体感温度が4度も下がるという実験結果も。すっきりと爽快感ある香りは、夏の暑さ対策としても力を発揮してくれます。

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ペパーミントの使い方・活用法

夏の不快感を吹き飛ばす爽やかな芳香浴

体感温度を下げる効果のあるペパーミントは暑い季節の芳香にぴったり。

爽快感ある香りで気分もリフレッシュ。暑くて眠れないときや、食べ過ぎ、飲み過ぎで胃がムカムカするときにもおすすめです。

アロマディフューザーやアロマストーンで香りを楽しみましょう。

おすすめブレンド
・ペパーミント
・ユーカリ
・ライム

*ライムの代わりにレモンやグレープフルーツ、メイチャン(リツェアクベバ/リトセア)もおすすめ。

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ミントで目覚めスッキリ朝シャワー

シャワーを浴びる前に、お風呂の床にペパーミント精油を1滴落としてからシャワーを浴びます。

湯気と一緒に立ちのぼる爽やかな香りで気分スッキリ。目覚め効果も抜群です。

二日酔いのときにもおすすめです。

*精油が直接肌に触れないように注意。

鼻水、鼻づまりを和らげるペパーミント吸入

ティッシュやコットンにペパーミント精油を1滴落とし、ゆっくりと香りを吸い込みます。(香りが強いため、一気に吸い込まないように注意)

すっきりした香りで、ボーッとした頭もクリアに。咳や喉の痛みなど呼吸器系のあらゆる不調にもおすすめです。

マスク用にアロマスプレーを作っても◎

頭痛を和らげるお守りバーム

心地よい香りで凝り固まった筋肉の緊張をほぐしましょう。

シアバター20gを湯煎で溶かし、ペパーミント2滴、ラベンダー3滴を加えクリーム容器に入れて固めます。

少量を指先に取り、こめかみや頭皮、首の後ろにつけます。

気分もリフレッシュする除菌スプレー

抗菌作用の高いペパーミントを活用した除菌スプレーを作ってみましょう。

キッチンやダイニングテーブルなど、お家のさまざまな場所の除菌や消臭に役立ちます。洗濯の生乾きのニオイ対策にも◎梅雨の時期に大活躍しますよ。

スプレー容器に無水エタノール10mlを入れ、精油を10滴加え軽く混ぜます。さらに精製水を40ml入れてよく振って混ぜれば完成。使う前には容器を振ってよく混ぜてから使います。

おすすめブレンド
・ペパーミント 4滴
・オレンジスイート 6滴

*オレンジスイートの代わりにレモンやグレープフルーツでもOK。

ミントの芳香剤

重曹100gに精油10滴を加えてよく混ぜて、ジャム瓶などお好みの容器に移します。

下駄箱やゴミ箱の周りなど、臭いの気になるところに置くだけでOK。薄い布で口を覆えば、中身がこぼれず安心です。

おすすめブレンド
・ペパーミント 6滴
・ゼラニウム 4滴

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ペパーミントと相性の良い香り

ラベンダー、ティーツリー、ユーカリ、ローズマリー、ゼラニウム、柑橘系

ペパーミントを使う際の注意点・禁忌

・刺激の強い精油なので、使用方法や使用量に注意。マッサージに利用する際には、他の精油とブレンドして、希釈濃度1%を上限として低濃度からの使用をおすすめします。特に敏感肌の人は注意してください。

・妊娠中や授乳中、幼児、てんかんの方への使用は避けましょう。

・冷却作用により、体温を下げるため、広い範囲には使わないようにしましょう。

・ミントには数多くの種類が存在するため、必ず学名を確認した上で購入しましょう。

おわりに

精神疲労や眠気、頭痛、花粉症、鼻づまりなど多彩な効果をもつ万能精油ペパーミントのご紹介でした。

清涼感あふれるおなじみの香りで、アロマ初心者の方にもおすすめですが、刺激が強い精油ですので、入れすぎないように十分注意しましょう。

小田ゆき
ペパーミントは気分転換やリフレッシュ以外にも使い道がたくさん。ブレンドもしやすい精油です。アロマをスタートする時、ぜひ最初に揃えておきましょう♪

どのブランドのアロマオイルがおすすめ?

私が実際に使ったことのあるブランドの中で、特におすすめの精油ブランドをご紹介しています。
どれがよいのか迷った時のご参考に。

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この記事を書いた人

アロマとメディカルハーブのスペシャリスト。アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。メディア出演も多数。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。

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