こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。
アロマオイル(精油)は100%天然とはいえ、有効成分が高濃度に含まれているため、
お肌に使う場合は刺激が心配・・
注意事項や禁忌があって扱いが難しい・・
という方もいらっしゃると思います。
そんな方でも気軽に楽しむことができるのが「芳香蒸留水」です。
芳香蒸留水ってなに?
芳香蒸留水とは、植物を水蒸気蒸留して得られる水のこと。
「ハーブウォーター」「フローラルウォーター」「ハイドロゾル」とも呼ばれます。
芳香蒸留水の成分は大部分が水ですが、ごく微量の精油成分が含まれているのが特徴です。
芳香蒸留水の4つのメリット
1. お肌にやさしい
芳香蒸留水は成分のほとんどが水のため、一般的に刺激が少なくマイルドに作用します。素肌と同じ弱酸性で、肌のバランスを整えるのにも役立ちます。
2. そのまま手軽に使える
芳香蒸留水はアロマオイルのように希釈する必要がないため、そのまま肌に使うことができるのが大きな魅力です。
3. 香りがおだやか
芳香蒸留水はアロマオイルに比べると香りが弱くとてもおだやかです。ナチュラルで心地よい香りがリラックスを誘ってくれます。
4. 注意事項や禁忌が少ない
芳香蒸留水に含まれる精油成分はごくわずかなので、アロマオイルのような禁忌がほとんどなく、敏感肌の方はもちろん、小さな子ども、高齢者の方でも安心して使うことができます。
※禁忌がゼロなわけではありません。(参考:芳香蒸留水の禁忌まとめ)
※敏感肌やアレルギー体質の方は、最初は腕の内側で試すなど、様子をみながら使いましょう。
芳香蒸留水の使い方
芳香蒸留水はさまざまな使い方ができ、精油と違った楽しみ方ができます。
スキンケアに
化粧水代わりに肌に塗布したり、スプレーしたりします。
クレイと混ぜてパックにして使うのも気持ちいいですよ。
ヘアケアに
寝癖直しや髪の毛がパサついたときにスプレーします。
入浴剤として
お風呂のお湯に30ml程度を加えます。全身浴では香りを感じにくい場合は、手浴や足浴で使用するのがおすすめです。
リネンウォーターとして
アイロンかけ前のリネンウォーターとして使うことができます。ただし、繊維によっては適さないものもあるのであらかじめ目立たないところで試してから使うのが安心。
ルームスプレーとして
エアフレッシュナーやルームコロンとしてお部屋にスプレーします。
芳香蒸留水の注意点
芳香蒸留水はほとんどが水という性質上、傷みやすく、長期保存ができません。
開封後はしっかりとフタをして冷蔵庫で保管し、3か月以内を目安に早めに使い切るようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、芳香蒸留水のメリットや使い方についてご紹介しました。
最後に、特徴をもう一度振り返りましょう。
芳香蒸留水とは
- 植物を水蒸気蒸留して得られる水で、ごくわずかに精油成分を含んでいる。
- アロマオイルに比べると刺激が少なく、香りもおだやか。
- そのまま肌に使うことができる。
アロマオイルよりも扱いやすいので、アロマ初心者の方でも簡単に使うことができますよ。
次回は、芳香蒸留水の選び方やおすすめのブランド についてご紹介します。