こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。
気温が下がり、風邪やインフルエンザの流行が気になる季節。家庭で簡単にできる対策として注目されているのがアロマテラピーです。
アロマテラピーで用いられる天然のアロマオイルには、ウイルスや菌を寄せ付けない抗菌パワーに優れたものがたくさん。
そこで今回は、AROMA LIFESTYLEサポーター14人に、風邪の季節に役立つアロマオイル(精油)や、おすすめの使い方を聞いてみました!
風邪の季節に活躍するアロマオイルとは?人気ランキングTOP5
まずは、AROMA LIFESTYLEサポーターのみなさんに、「風邪対策におすすめのアロマオイル(精油)は?」というアンケートを実施してみました。
その結果、同率でダントツの1位に選ばれたのは、「ティーツリー」と「ユーカリ」。数あるアロマオイルの中でも高い殺菌力や抗ウイルス作用があり、風邪のシーズンには欠かせないという声が多数寄せられました。スーッと染み渡るような爽やかな香りや、手頃な価格で買いやすいのも人気の理由です。
そのほか、レモンをはじめとする柑橘系や、ペパーミントなどの抗菌作用があり、すっきりリフレッシュできる親しみやすい香りに人気が集まっています。(複数回答可)
1位 ティーツリー ・・・9票
●抗菌、抗ウイルス作用に優れたティートリーは風邪予防と症状緩和に◎ 鼻炎や花粉症にも効果的なので、冬の乾燥する時期は必ず常備しています!(ayakoさん/アロマテラピー検定1級)
●抗菌、抗ウイルス作用、免疫調整作用があり、比較的禁忌が少ないので使いやすい。(山川ななみさん/NARD JAPAN認定アロマテラピーアドバイザー・薬剤師)
●抗菌、抗真菌、抗ウイルスといった作用をもち、免疫力を高めてくれるので。気力を回復したり、落ち込みをリフレッシュしてくれるなどメンタルアプローチもできるので活用しています。(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
1位 ユーカリ ・・・9票
●抗菌といえば、ユーカリ!鼻詰まりや喉の痛みなど、風邪のひき始めに使うと症状が和らぎます。また、小さい子供がいるのでユーカリ・ラディアタならより安心して使えます。(中村ともえさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
●風邪といえばユーカリというイメージ。(岡崎あゆみさん)
3位 レモン ・・・3票
●ユーカリグロブルス、ティートリー、レモンのブレンドがお気に入りです。風邪やインフルエンザ対策はもちろん、空気浄化や免疫力UPにも大活躍。(三浦綾子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・ヨガ講師)
3位 ペパーミント ・・・3票
●呼吸を整えるために。(sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
5位 オレンジスイート ・・・2票
●空気清浄作用が期待できるので。(吉田朋世さん/NARD JAPAN認定アロマテラピーインストラクター・薬剤師)
●頭痛やカラダが重く感じる風邪のひき始めに役立ちます。(sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
5位 ユズ ・・・2票
●甘い柑橘系の香りで癒されながら、免疫力活性や疲労回復が期待できる。気持ちも安定させて元気づけてくれます。(ayakoさん/アロマテラピー検定1級)
5位 ラベンダー ・・・2票
●睡眠の質を高めるのにも役立ちます。ユーカリとの組み合わせも◎(sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
その他の回答
- 青森ヒバ
- クローブ
- 月桃
- ジュニパーベリー
- フランキンセンス
- ローズマリー
使い道たくさん!風邪対策におすすめのアロマ活用法は?
続いて、AROMA LIFESTYLEサポーターさんに、風邪対策のために行なっている具体的なアロマ活用法や、実際に効果を感じたエピソードを教えてもらいました。
マスクにアロマで鼻や喉がスッキリ
鼻・のどの不調には、マスクにティートリー、ユーカリ・ラディアータ、ペパーミント、レモングラスなどの精油を1、2滴垂らして使用すると、呼吸が楽に。マスクをしていると頭がボーッとしてしまいがちですが、精油の香りで頭もスッキリとするので仕事中にもおすすめです。(ayakoさん/アロマテラピー検定1級)
ちょっと疲れ気味や風邪を引きそう!という時はティートゥリーの精油を吸入。外出時にはマスクに1滴垂らしています。(山川ななみさん/NARD JAPAN認定アロマテラピーアドバイザー・薬剤師)
ユーカリやティートリー、ペパーミントなどの精油を1滴コットンに垂らし、ジップロックの中にマスクと一緒に入れています。丁度いい香りがマスクに移り、鼻通りも良くなります。(三浦綾子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・ヨガ講師)
風邪のひき始めの喉の違和感、痛みに対して、ユーカリ精油を染み込ませたマスクを着用するとだいたい治ります。(Reikoさん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマセラピーインストラクター・英国IFA認定アロマセラピスト・薬剤師)
冬の睡眠時にはペパーミントやティーツリーの香りを数滴マスクを着けて眠るようにしています。呼吸がしやすくなり、眠りにつきやすくなるようにしています。また、時には女性らしい香りのゼラニウムなどをブレンドしてその日の気分にあわせて香りを楽しんでいます。(sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
おでかけ時はアロマスプレーで香りを楽しみながら風邪予防
出かけるときには、マスクとあわせて、ストールやマフラーにユーカリやフランキンセンスをブレンドしたアロマスプレーを。ほんのり香りを楽しみながら、風邪予防しています。(精油により色がつくものがあるので確認をしてください。)(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
ユーカリ、ティートリー、レモン、ローズマリーをブレンドしたアロマミストを風邪対策用に1本作って持ち歩いています。マスクや空間、気になる時にシュッとひと吹きすることで、気分転換+風邪予防も出来て一石二鳥です!(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
芳香浴でお部屋の空気をクリーンに
インフルエンザが流行する時期は、就寝時も含めた在宅時間中アロマディフューザーをフル稼働して予防。我が家ではインフルエンザの予防接種を止めてこれを実行するようになってから、まだ誰もインフルエンザに感染していません。香りはその日の気分でティートリーのみ、または青森ヒバ、ゆずなど抗菌作用のある精油に、馴染みのあるレモン、グレープフルーツなどの柑橘系の香りをブレンドすることも。(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
家族が風邪をひいたときは、ティートリー、ラベンダー、フランキンセンスに柑橘系のブレンドなどで芳香浴をしていますが、長引いてしまったときは、精神疲労の回復と免疫強化、抗菌作用のあるタイムリナロールを使っています。結構、うつらずにすんでいるように思います。(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
インフルエンザや風邪の季節に、柑橘系のアロマにティーツリーを加えて、加湿器と一緒に香りを焚いています。(岡崎あゆみさん)
乾燥する季節は風邪をひきやすいので、加湿機能を備えたアロマディフューザーを使用して、ユーカリやティーツリーの香りをお部屋に漂わせてます。(吉野舞さん/NARD JAPAN認定アロマアドバイザー&アロマセラピスト・オーストラリア政府認定Diploma of Remedial Massage)
アロマバスで体を温めて免疫力アップ
身体の芯から冷える日は、ローズマリーとマージョラムをブレンドし、40度くらいのお湯でアロマバスを楽しみます。体温を上げる事で免疫力も高まり、水圧がかかるので、筋肉の疲労回復にもぴったりです。(三浦純菜さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
風邪かな?と思った時にはジンジャーとオレンジの精油を混ぜた天然塩やエプソムソルトを加えた熱めのお風呂で温まります。(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
寒くなりはじめるとユーカリ×ラベンダー、またはユーカリ×スィートオレンジを浴室に数滴垂らし入浴するようにしています。蒸気で香りを楽しみながら、1日の疲れや緊張を緩めたり、あるいは1日の始まりに調子を整えるために。疲れが溜まると睡眠の質が落ち、風邪になる傾向にあるので、緊張を緩めることを意識しています。(sato.さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー・ヨガ講師)
風邪予防の基本は「手洗い・うがい・マスク」と言われますが、子どもの手洗いがしっかり出来ていないこともあるので、帰宅後は手洗いと蒸気吸入をかねて手浴をしています。抗菌力のあるティートリーや加温作用のあるマジョラムなどをブレンドしたバスソルトを作っておくと手軽にハンドバスを楽しめます。手首までしっかり浸すと、ほかほかと温まり、乾燥した鼻やのどが楽になりました。(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
悪寒がするときは温湿布も◎
風邪のひきはじめ、悪寒がするときは、首周りや首の後ろの付け根あたりにジュニパーやラベンダーの精油を使った温湿布をしています。または、小豆や麦のホットパックを。熱が出てからは避けた方がよいそうですが、私はこの方法で「もしかしたら風邪かな?」といった時のゾクゾクした悪寒がおさまった経験があります。(大内順美さん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
喉や咳、鼻づまりには手作りバームやジェルが活躍
みつろうクリームにユーカリ精油を垂らして、鼻詰まりのときは鼻の下に塗ったり、手洗い後のハンドクリームとしても。鼻をかんだ後にも使えば鼻が荒れるのも防げます。(中村ともえさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
風邪をひくと喉にきやすいのと、咳(喘息)も出やすくなるので、バームを作って寝る前に喉や胸元に塗布します。フランキンセンス、ラベンダー、ベルガモットなど呼吸器系に作用する精油がおすすめです。(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
咳の出始めに、ジェル基材に爽快感のあるユーカリ・ラディアタや抗菌&抗炎症&去痰作用のある月桃、抗ウィルス&鎮静作用のあるラベンダーなどをブレンドしてホホバオイルを少量加えたものを作り、入浴後の子供の胸元に擦り込んであげることもあります。特にラベンダーの香りは安心してぐっすり眠りにつけるようです。(川上禎子さん/AEAJ認定アロマセラピスト&アロマテラピーインストラクター)
蒸気吸入で呼吸がラクに
咳が激しく、呼吸が苦しい時に。お湯を入れた紙コップに、ユーカリ・ラディアタとラヴィンツァラの精油を1〜2滴垂らして蒸気を吸入します。数回吸入した後、す〜っと呼吸が楽になりました。(吉田朋世さん/NARD JAPAN認定アロマテラピーインストラクター・薬剤師)
オフィスでの風邪対策には
人が多いオフィスでは風邪をもらいやすいので、対策としてアロマストーンを使用。香りは好みもあるので、アロマストーンは手軽で自分のデスク範囲内でふんわりと香るので便利です。使用頻度の高い精油は、ティートリー、ユーカリなど免疫、抗菌作用のある精油に、レモンやオレンジなど柑橘系をブレンドします。(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
風邪予防にはとにかく乾燥させない事、除菌する事が大切なので、乾燥しやすいオフィスなどでは、コップにアロマを数滴垂らして乾燥を防いでいます。(鈴木百恵子さん/AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー)
市販のアロマグッズも使える!
手作りではありませんが、市販のアロマ製品も便利です。私はドイツのマリエン薬局の風邪対策グッズを常備しています。レスキューアロマオイル、レメディ、カレンデュラエッセンスは調子が悪いな、風邪かな?と思った時に使うと悪化せずに済んでいます。ハーブティーも体調管理におすすめです。風邪対策に定評のあるオレガノカプセルも常備しています!(はなさん/AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
喉が痛い時は、就寝前にユーカリの精油やマヌカハニーが含まれているスプレーをすると治りが早いです。(吉野舞さん/NARD JAPAN認定アロマアドバイザー&アロマセラピスト・オーストラリア政府認定Diploma of Remedial Massage)
香りを楽しみながら風邪を防ごう♪
いかがでしたでしょうか?
お家にいるときにはアロマディフューザーで香りを拡散したり、外出時にはマスクに香り付けしたりと、アロマテラピーの楽しみ方はたくさん。
寒い時期を元気に過ごす工夫として、抗菌パワーに優れたアロマをぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
アンケートに回答いただいたサポーターのみなさん、ありがとうございました!
こちらの記事も読まれています