こんにちは、アロマライフデザイナーの小田ゆき(@aroma_lifestyle)です。
植物から得られる天然のアロマオイル(精油)には、殺菌や防カビなど掃除にも役立つものがたくさん。
とくに汚れの気になる水回り掃除には、「アロマ重曹クレンザー」として活用するのがおすすめです。
アロマと重曹の合わせ技で、頑固な汚れもスッキリ落とせてピカピカに!爽やかな香りに包まれて、気持ちよくキレイを保てますよ。
お風呂の防カビやキッチンの油汚れ…などなど、シーン別におすすめのアロマオイルもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
これひとつ備えておけば、もう市販の洗剤を買う必要がなくなりますよ^^
それでは、さっそくレシピをご紹介していきます。
アロマ重曹クレンザーの作り方、必要なもの
アロマ重曹クレンザーを作るために必要な材料は、
- 重曹
- アロマオイル(精油)
- 保存容器
の3つです。
材料選びのポイントを簡単にご紹介します。
重曹
ナチュラルクリーニングの定番アイテムである「重曹」。
粒子が細かいので、研磨剤としても優秀です。また、水に溶けると弱アルカリ性に安定するため、油汚れのような酸性の汚れを落とすのにも適しています。
重曹には食用グレードもありますが、今回は掃除に使うものなので、100円ショップやドラッグストアで入手できる掃除用の重曹でOKです。
※重曹はアルミ製の鍋や、柔らかい素材の床など使えないものがあります。詳しくは記事の後半でご紹介します。
アロマオイル(精油)
アロマオイルは、植物から抽出された100%天然成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を選びましょう。
心地よい香りを楽しめると同時に、使う精油の種類によって殺菌や防カビ、消臭などの効能も期待できるのが魅力です。
中身が精油の場合は、ラベルに「精油」もしくは「essential oil」という表記や、植物の学名が記載されているので、チェックしてみてください。
保存容器
アロマオイルの成分の中にはプラスチックを溶かす性質があるため、ジャムの空き瓶などガラス製の容器が安心です。
食器用洗剤でよく洗って、乾かしたものを使いましょう。
お悩み別おすすめのアロマオイル
掃除に大活躍の天然のアロマオイル。ここでは「どんな香りを選んだらいいの?」と迷う人に向けて、お悩み&シーン別におすすめのアロマをご紹介します。
使うのは1種類だけでもよいですし、2、3種類ブレンドすれば香りに深みが増して、相乗効果も期待できますよ。
水回りのカビ対策に
お風呂や洗面所など水回り掃除には、カビや雑菌の繁殖を抑える働きのあるものがおすすめです
清潔を保ちたいキッチンに
キッチンのシンク掃除には、殺菌や消臭作用があり、食べ物でも馴染みのある香りが取り入れやすいです。
コンロ周りの油汚れに
コンロやグリルの受け皿こびりついた油汚れには、油性汚れに強い柑橘のアロマが活躍します。
- オレンジ・スイート
- グレープフルーツ ※光毒性に注意
さっそく好きな香りで作ってみよう!
それでは、いよいよ作り方をご紹介していきます。
基本のレシピ(100g分)
- 重曹 100g
- 好みのアロマオイル(精油) 10滴
- 保存容器 1つ
作り方
[1] 清潔な保存容器に重曹を100g入れる。
[2] アロマオイル(精油)を10滴加える。
<アロマオイルの分量について>
重曹100gに対し、アロマオイル10滴を目安に、使うアロマオイルの種類やお好みの香りの強さに合わせて加減してください。
[3] 容器の蓋をしめ、よく振って重曹とアロマオイルが混ざったら完成。冷暗所に保管し、2週間を目安に使いましょう。
ポイント
●ダマになったらつぶす
重曹とアロマオイルが全体的に混ざらずダマができてしまった場合は、割り箸などでよく混ぜ合わせてください。
●香りが馴染んだら、プラ容器に詰め替えてもOK
作成後、すぐに使うこともできますが、2、3日そのまま置いておくと、重曹に香りが馴染んで使いやすくなります。
香りが馴染んだら、100円ショップなどで手に入る調味用ボトルに入れ替えるのもおすすめです。洗面所やキッチンに置いておくと、いつでも手軽に使えますよ。
※アロマオイルの成分にはプラスチックを溶かすものもあるため、作成時はガラス製の容器が安心です。
使い方のアドバイスと注意点
使い方
汚れが気になる部分に適量ふりかけ、水を含ませたスポンジで磨きます。そして、水でしっかり洗い流せばピカピカに。
クエン酸水があれば、仕上げに吹きかけておくと重曹のアルカリ分が中和され、白い粉を防ぐことができます。
ついでに、においが気になるゴミ箱などに直接ふりかけておくと、消臭剤としても使えて一石二鳥です。
注意点
水回り掃除に使えるとても便利な「アロマ重曹クレンザー」。ただし、使用上の注意がいくつかあります。
肌が弱い人は注意
アロマオイルの中には肌への刺激が強いものもあります。(ユーカリ・グロブルス、ペパーミントなど)
肌が弱い人や長時間使用する場合は、ゴム手袋をしてください。
使う場所に注意
重曹は使う材質によって変色や傷がつく恐れがあるため、以下のものには使わないようにしましょう。
- 漆器や塗装品、傷がつきやすいもの
- アルミや銅製品
- 大理石
- 畳、ゴザ、ジュートなどの天然繊維
- 無塗装の木材(白木)
アロマと重曹の合わせ技で、水回りをキレイに保とう♪
今回は、重曹とアロマオイルを混ぜるだけのシンプルなお掃除クレンザーのレシピをご紹介しました。
少ない材料で簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
※この記事は2017年3月29日に公開した記事を再編集したものです。