夕方、気づいたら足がパンパン…長時間のデスクワークや立ち仕事で、脚のむくみに悩まされている方はたくさんいらっしゃると思います。脚のむくみを放っておくと下半身太りの原因にもなるので、早めの対策がカギ。本記事では、日常のちょっとした脚のむくみの解消に役立つアロマオイル(精油)をご紹介します。
小田 ゆき
アロマとメディカルハーブのスペシャリスト
アロマ専門メディア『AROMA LIFESTYLE』主宰。YouTubeでもアロマ情報を発信し、チャンネル登録者は2万人を超える。セミナー講師、コラム監修、メディア出演などで幅広く活動中。自身の経験を踏まえた、わかりやすく丁寧なレッスンに定評がある。プライベートでは1児の母。詳細プロフィールはこちら
そもそも、なぜ「むくみ」は起こるの?
本来であれば血液やリンパの流れで吸収されるはずの水分が、吸収されずに細胞の間に溜まってしまっている状態が「むくみ」です。
心臓からいちばん遠い脚は、血液の流れが悪くなりやすいことと、重力の関係で水分がたまりやすいことから、最もむくみやすい部位といわれています。
むくみの解消には、血液やリンパの循環を良くするアロマオイルを使ってみましょう。
むくみに効果的なアロマオイル(精油)を知ろう!
スリミングケアに力を発揮「サイプレス」
「スリミング」が得意なサイプレス。リンパや血液の流れを整える作用に優れ、むくみやダイエット、セルライトケアによい効果をもたらしてくれます。
マツに似たクリアで染みとおるような香りは、心身ともにリフレッシュしたいときに最適。
女性ホルモン様作用も期待でき、更年期など女性特有のトラブルにはゼラニウムやクラリセージなどとブレンドしても。
※ホルモン依存型癌疾患、乳腺炎などには使用をお控えください。
足の疲れや痛みを感じるときには「ジュニパー」
古くから浄化(デトックス)作用があるとされるジュニパーは、むくみなど身体の滞りを感じる時に使いたいアロマオイル(精油)のひとつ。
鎮痛作用や抗炎症作用にも優れるため、足の疲れやだるさ、筋肉痛、関節炎、リウマチなどのケアにも役立ちます。サイプレスやレモンなどとブレンドするのもおすすめ。
洋酒のジンにも使われる、すっきりとした森林のような香りは、ネガティブな気分もすっきりと浄化させてくれます。
※重い腎臓疾患がある人への使用はお控えください。
精神面にも作用し、巡りをサポート「サンダルウッド」
血液やリンパの流れを促進する作用があり、冷え性にも効果的なサンダルウッド。
宗教行事やヨガにも用いられる香りで、リラックス効果も高いのが特徴。寝る前のマッサージに、ラベンダーなどとブレンドしてケアするのもおすすめです。
ダイエット効果がある香りで人気「グレープフルーツ」
血液やリンパの流れを促し、水分や老廃物を排出します。
グレープフルーツの香りは脂肪燃焼効果があることでも知られているので、ダイエットにも。
さわやかですっきりとした柑橘系の香りは親しみやすく、初心者の方にぴったり。
*肌に使用した直後に日光を浴びると、シミの原因になることがありますので、使用後5〜6時間は日光(紫外線)を避けましょう。
心身ともにリフレッシュできる「レモン」
体を温めて体内の老廃物を排出し、足のむくみやセルライトの改善に役立ちます。
レモンの清々しい香りでリフレッシュできます。
※肌に使用した直後に日光を浴びると、シミの原因になることがありますので、使用後5〜6時間は日光(紫外線)を避けましょう。
光毒性のないレモン精油もあります。こちらであれば、時間帯を気にせず使えます。
生理前のむくみなど、女性ケアには「ゼラニウム」
バラのような甘さに、ミントのようなグリーンな印象を感じる香りをもつゼラニウム。
むくみや肥満の予防に、サイプレスやジュニパー、グレープフルーツなどとブレンドしてマッサージや入浴に用いるのがおすすめです。
女性ホルモンのバランスを整える働きも期待でき、生理前にむくみやイライラを感じる人にも最適。
アロマでむくみをケア!おすすめの活用法
アロマバス
お風呂はポカポカ体が温まって血行やリンパの流れが良くなるので、お風呂に入るだけでもむくみの解消対策になりますが、そこにアロマを加えることでさらに効果がアップ。デトックスを促してくれる天然塩やエプソムソルトを一緒に加えても良いですね。
お風呂へのアロマオイルの入れ方
精油は水に溶けにくいので、小さじ1程度の植物オイルや乳化剤などと一緒に混ぜて使うようにしましょう。一度の入浴での精油の使用量は5滴程度です。
アロママッサージ
むくみにはアロママッサージが効果的です。アロマオイルとマッサージの相乗効果で、リンパや血液の流れをスムーズに。
お肌もしっとりなめらかになります。
アロマオイルの原液は直接肌に塗布できないため、必ず植物オイル(キャリアオイル)で薄めてから使いましょう。
マッサージオイルの作り方
植物油(キャリアオイル)に10mlにアロマオイル(精油)を1~2滴を入れて、よく混ぜてから使います。
おすすめの植物油や、肌にアロマオイルをつける際の注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。
マッサージの方法
マッサージオイル適量を手にとり、足先から脚の付け根にむかってやさしくなでるようにマッサージします。
脚の付け根のあたりやひざの裏にはリンパ節があるので、やさしくもみほぐすようにすると◎
アロママッサージは、お風呂あがりの身体が温まった状態に行うとより効果的です。
忙しい人には、市販のボディオルでお手軽ケア
より手軽なのは、市販のマッサージオイルを活用する方法です。アロマ専門店やオーガニックコスメショップなどでは、むくみケアに役立つ精油が配合されたマッサージオイル販売されています。
忙しくてマッサージオイルを作る暇がないという方は1本持っておくと便利ですよ。
例えば、ニールズヤードでベストセラーのボディオイルは、ジュニパーやフランキンセンス、レモン、ブラックペッパーなど7種のハーブブレンドが、ボディの気になる悩みを集中的にケア。「太もものむくみや二の腕がすっきりした!」とファンも多い人気アイテムです。専用ブラシと一緒に使うのも◎
アロマですっきりスリムな脚に♪
さて、今回はむくみケアにおすすめのアロマオイル(精油)や使い方をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
植物の恵みがつまったアロマオイルは、むくみの解消に役立つだけでなく、香りによる心と体のリラックス・リフレッシュ効果も得られるのが大きな魅力。
忙しい日々のケアに上手に取り入れて、心身ともに軽やかに整えていきましょう♪
*むくみは心臓や腎臓など、内臓そのものに問題がある場合もあります。必要に応じて医師の指示を仰いでください。
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